Marumaru's TinyPlaza

(2026.05.05)(movie)名探偵コナン ハイウェイの堕天使

『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』


GWと言えばコナン。という事で同級生と観てきました。

藤島康介が監修してるのかな?と本気で思ってしまいました。(主に、バイクシーンと婦警さん2人がミニパトで爆走する辺りですが)

しかし、観た人達から『最後がすごい』みたいな事を聞いていましたが、確かに驚きました。何よりネタバレをせずにおいてくれた友達にありがとう。

ここからネタバレ










































ネタバレをするほどの内容ではないですが、半ばGWに同級生と会う口実として観に行ったのにしっかりと楽しませてくれるのは流石だよなぁ、と。

アクションシーンは、あり得ないだろう!とツッコミを入れつつも想像を超える内容と爆破シーンで大満足です。劇場で観てる作品なんだから派手に越したことはない。むしろ、エンタメ映画として大正解。ピンチの時に必ず助けが入ったり、落下した先に都合よく味方が駆けつけたりしても、そんな事に突っ込むのは野暮ってもんですね。むしろ王道のお約束は大好物。フィクションのアニメに何を言っているって話です。

サブタイトルの『ハイウェイの堕天使』ですが、今回は『ルシファー』とか読ませないんだ、と思っていましたが、結局作中でルシファーって名称が出てきちゃってるし。いや、分かるんですよ、エンジェルが堕天して悪魔になったって事を名実ともに説明したいんだと思います。ルシファーは堕天使のトップであり、天使が堕天すると悪魔となる、っていうのはオタクには常識だとしても、本来の視聴者である子供に、ルシファーという一言でその説明を済ませるのはあまりに酷だとは思います。

だけど、子供だって、むしろ子供だからこそ何かよく分からないけれど格好良いという言葉や響きは印象に残るし、自分で調べるもの。そうやって中二病が育まれていくとも思うんです。

しかし、コナンって本当にロードムービー的な立ち位置になっていますよね。毎回、興行収入100億越えがほぼ約束されている怪物作品だから、作中で登場したものや場所にはそれだけで莫大な経済効果が発生するのだと思います。だからこそ、毎回最新の技術の紹介や日本全国の場所にスポットを当てたり(当てざるを得なかったり)するんでしょう。

今回は神奈川県警とがっつりタイアップで警察のイメージアップに相当貢献したでしょうし、二輪業界からどれだけお金を積まれたんだと勘ぐってしまうような内容で、この映画をみて単車に興味を持った人も多いでしょうし、単車乗りの人にとっては堪らない内容だったんじゃないかな、と。

EDの実写の白バイは純粋に格好良くて、こんなEDの魅せ方もあるんだと思いました。単車に関わる描写や仕草については周りに乗ってる人が多いから今度聞いてみたいところ。

ちょっとだけ気になったのは、アガサ博士の声がもうそろそろ危ないんじゃないかな?ってのと、蘭の話し方ってこんなにゆっくりだったかな?ってところぐらい。アガサ博士の緒方賢一さんって84歳ですもんね。よく声優を続けていられると思います。しかし、少年探偵団も声優さんがほぼアラ還ですねぇ……。

In Memory 田中敦子 は卑怯だわ、泣く。

そして最後の仕掛けですが、これは本当に全く知らない状態で巡り合えたので驚きました。映った瞬間に劇場がざわついていました。こういう新しい試みは面白いですね。

単車がテーマの事もあってスピード感に溢れていて、相変わらずの破天荒なアクションとオーバー過ぎる爆破で楽しいエンタメの王道を堪能させてもらいました。色々と制約が多いと想像に難くない中で毎回面白い映画をつくるのは本当にすごい事だと思います。



(2026.05.08)(book)君のクイズ

『君のクイズ』/小川哲


コナンの映画を観に行った時に映画前のCMでやっていて気になったので原作小説を読みました。

TVのクイズ番組決勝戦最終問題で、司会者が問題文を1文字も読まないうちに早押しボタンを押して正解の回答を行った事に端を発する話。このクイズ番組は八百長だったのか?それとも本当に問題文0文字の状態で答えたのなら、そこにはどんな魔法が隠されていたのか、そんな話。

この小説は、物語というよりも競技としてのクイズの魅力、そしてルールや戦術についての解説の面が強いと思いました。どっちかと言うと、競技クイズについての説明をする為に物語を作った的な感じ。

私も学生時代はクイズ研究同好会とかいう部活に入っていた事もあって、クイズは多少かじっているつもりです。ただ、この現代的な高度過ぎるクイズの戦術や、クイズの問題作成者に焦点をあてた展開がYoutubeの『QuizKnock』を彷彿とさせるなぁ、と思っていたら案の定QuizKnockの人が関わっていました。

さくっと読める本なので、競技としてのクイズがどのようなものかを知りたい方は読んでみてください。

最後に、話の展開上仕方ないとは言え『ママ.クリーニング小野寺よ』という言葉が登場しすぎて何かのギャグかと思ってしまいました。



(2026.05.09)(book)自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。 (1)

『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。 (1) 』/しき


友達が同名作品のコミカライズを好いているという話を聞いて興味を持って、早速図書館にと思ったんですが流石になろうのコミカライズは置いていなかったので原作小説の方を県立図書館から取り寄せてもらって読みました。

この本、一度出版された後に児童文庫レーベルで再度出版されているんですね。今回読んだのはアルファポリスきずな文庫版。

実のところ、この悪役令嬢を含む所謂『なろう小説』に対してそこまでいいイメージを持っておらず、10年程前に入院時の差し入れで頂いて読んだ『異世界のんびり農家』が初だったんですが、何と言うか妨害の無いシムシティを眺めている感じで、現代の知識を使って異世界で無双!は良いんですが、どこかで大きなピンチなりイベントが起こるかと思ったらそのまま終わってしまって肩透かしを食らったのを覚えています。4コマ漫画雑誌を読んでいる感じと言うか。なので、異世界転生モノ、追放モノ、そしてこの悪役令嬢モノもジャンルだけは知っていたという感じでした。

なんですが、久しぶりに読んでみると純粋に楽しかったです。この作品の設定が面白かったのかもしれません。女性の主人公がイケメン男性を攻略する逆ときメモ、(多分アンジェリーク辺りが元ネタだと思われる)所謂『乙女ゲー』の世界に悪役令嬢として転生した主人公が、前世の知識を活かしてストーリーを盛り上げた末に当て馬として没落……『ざまぁ』される為に頑張る、と言う何だそれ?なストーリー。

だけど、悪役令嬢が憎めない良い人過ぎて、全然悪役になりきれずに婚約者からも周りの令嬢からも愛玩動物的扱いを受けるという展開。なんだろう、悪役令嬢っていうか00年代ぐらいのゲームによく出てきたロリお嬢様キャラを彷彿とさせる。

そんなこんなで誰も死なず傷つかず、心地良い笑いだけを残して読み終わってしまいました。普段、ミステリ系を読むことが多いから殺人や怨嗟とは縁遠い展開に衝撃を受けました。でも、夜寝る前に読むならこういう話が癒されるのかもしれない。

なるほど確かにこれなら児童文庫になる訳ですね。そんな訳で続きを読んでみようと思った作品でした。




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