Marumaru's TinyPlaza

(2011.10.13)湯涌ぼんぼり祭りに行ってきた~その1~

※画像多めなので重いです。構成上の都合で写真の時系列がおかしかったりしますが、気にしない方向で。


アニメ「花咲くいろは」の舞台になった湯涌温泉で行われた湯涌ぼんぼり祭りに行ってきました。


ぼんぼり祭りはアニメの中で登場した祭りで、、小さな女の子の神様が神無月に出雲に帰る時の道しるべに、のぞみ(願いごと)を書いた札を下げた「ぼんぼり」で送りだすっていう祭りなんですが、それが舞台になった湯涌温泉で実際に行われる事になったんです。なんでも、アニメの中の祭りが神事として実際に行われるのは日本初との事。祭り以外にも、純粋に金沢温泉旅行としても楽しみです。


では旅行の感想。画像多めなので箇条書き風にサクサクと書きます。


最寄の新幹線の駅から出発。この日は4:30起きでした。前日が興奮しちゃって全然寝られなかった……。

のぞみで京都へ。

とりあえずビールで乾杯。電車旅行の醍醐味ですよねー。

そうこうしているうちに金沢に到着。実際には整備車両の脱輪事故があった影響で新幹線が止まったり、下車駅が新大阪になったりと細々した事はあったんですが、サンダーバードが一本送れた以外は特に問題なく到着。

金沢駅の表口アーチがすごいことになってた。

と言うか、金沢が思っていたより大都会でビックリ。と言うと金沢に失礼ですね。

金沢駅で湯涌温泉へ向かうバスの記念乗車券を買う。この日限定の乗車券、まだ午前中なのに通し番号が900番台……。と言うかね、このバスの行列だけ他のバスの行列と全く違うんですが!!

せっかく金沢まで来たんだから美味しいものでも!と言う事で、駅前の近江町市場に足を伸ばして、いきいき亭で海鮮丼を食べる。移動中に見ていたるるぶでこのお店が載っていて食べてみたかったんですよねー。でも、流石にるるぶ効果と言うべきか、それなりに待ちました(笑)

このボリューム!!もう本当に美味しかった。お味噌汁も白味噌で優しいお味。金沢地方の名産のどぐろが入っていて大満足。

駅の構内や駅の周りにぼんぼり祭りポスターが貼ってあったので、駅周辺を回って全種類眺めてきました。何と言うかこの時点でかなりテンションが上がってきました。これは、ぼんぼり祭りのポスター。

緒花

みんち

なこち

結名様

巴さん


そしてバスに乗って揺られる事約40分。湯涌温泉に着きました。湯涌温泉の入り口で緒花のコスプレをしている人が通りがかったんですが、その瞬間バスの中に湧き上がった「おぉ~~」と言う歓声が忘れられません。完全に無意識に声が出た感じのどよめき。私たちも声を出してしまいましたけどね!聖地に来た、と言う実感を覚えた瞬間でした。

バス停のすぐ横にEDで結名様がサイダーを買っていたベンチと商店があったので、早速サイダーを買ってみた。回りを見渡すとほぼ全員サイダーを片手に歩いていました。流石祭りっ!ゆず味で純粋に美味しいサイダーでした。なんでも、2年前ぐらいに出来たサイダーで、普段は夢二のラベルを貼っているらしいです。

しかし、サイダーが本当に飛ぶように売れててビックリしました。買うときに売り子の人が「まだあまり冷えてないんですが良いですか?」って言うレベル。って言うか冷蔵庫の中が全部サイダーでした。

この旅行でお世話になった戸田屋さん。(向かって左)結名様の住んでいる設定の「ふくや」こと秀峰閣の本当に隣でテンションが上がりすぎて、戸田屋さんが完全に切れちゃってます……。

宿泊ですが、ぼんぼり祭りの本祭開催が決まった6月から予約を入れていたんですが、それでもギリギリのタイミングでした。手分けして旅館全部に電話をして空いてるところにとりあえず予約を入れる。って感じでなんとか戸田屋さんに宿泊出来ました。

自分で言うのもなんだけど、今回のぼんぼり祭りで湯涌温泉に宿泊できてた人は相当気合入った人だと思う。

泊まった部屋。なんか雑誌の表紙みたいです(笑)と言う話をしていたら連れも同じ雑誌を思い浮かべて同じ事を思ってたみたい。

改めて結名様の「ふくや」こと秀峰閣を撮り直し。

チェックインを済ませて、願い事を書くのぞみ札を買いに物販スペースに向かいます。ぼんぼり祭りに来たからには、のぞみ札を奉納して焚き上げてもらわないと。

物販スペースの行列。のぞみ札とかを売っている湯涌温泉観光協会、花いろ旅館組合(製作会社)、コスパが合同でスペースを出していました。花いろ旅館組合のグッズに限定品があったみたいで朝は300メートルを越える行列になっていたみたいです。

夕飯まで時間があるので湯涌温泉をぶらぶら。これは湯涌温泉江戸村。誰も人が居ませんでした(笑)

小学校で行われていたいろは展に向かう。原画や美術ボード等の展示でした。

のと鉄道の駅で使われていた原作版の駅看板。

展示内容をそのまま上げるのは無粋なので厳選して。結名様!!

プライズの景品です。ねんどろいどもあったらしいんだけど、見つからなかった。

セル画カット集

温泉街でスタッフのひとがいろは袢纏を着ていたので撮らせてもらいました。

そうそう、この日の臨時バスは行き先が湯乃鷺温泉になっていました。こういう愛のある配慮は本当に嬉しいです。

さかえやさんの前に原作のキャラクターが書いたのぞみ札がかかっていて撮影の人でごったがえしていました。

これがのぞみ札。願いを書いてこれから奉納してきます。

夕方、神社へ向かう坂の途中から。だんだんと広場に人が増えてきました。

ここでも行列。実際は坂の下からずっと行列でした。

のぞみ札を奉納する鳥居。同じものがもう1つありました。これ、製作委員会が奉納してたんですねぇ。温泉街のいたるところに大小様々なぼんぼりがあって、それらには旅館や会社の名前が書いてありました。みんなが協力してそれぞれにぼんぼる。お祭りってパワーがありますよね。私も参加者として精一杯ぼんぼってこよう。そんな事を考えていました。

暗黙の了解で二つの鳥居が文字中心ののぞみ札とイラスト中心ののぞみ札に分かれていました。こちらは文字の方。

こっちがイラストの方。もし自分がイラスト付きののぞみ札を描いたとして、自分より上手い札の上にかけるのは抵抗がありますよね。そんな心情が表れていると思います(笑)

のぞみ札を奉納した帰り。更に人が増えています。

夕方になって参道に入場規制がかかったので灯りのついたぼんぼりを人が居ない状態で撮れました。前泊しれいれば夜の幻想的な風景が拝めれたんでしょうねぇ。

サイダーを売っているお店のベンチ。相変わらずサイダーが売れています(笑)

お祭りが始まるまでの間に温泉に入って夕食。湯涌温泉は温度が少しぬるめでゆっくりと浸かるのにちょうど良かったです。檜の湯船で贅沢な気分に浸れました。

で、夕飯。あまりに量が多いので思わずお品書きを撮ってしまいました。どれもこれも優しい味でした。私の拙い語彙では表しきれませんが、本当に美味しかった。写真のことなんて忘れるぐらいに美味しかった。

最後にお櫃のご飯と揚げ物が出てきて「やめてっ!胃の空きはもうゼロよ!」状態。自分で結構食べると自覚しているんですが、それでも完食がやっとでした。女性とかお年よりは多分食べきれないんじゃないかな……。

お腹もいっぱいになったところでぼんぼり祭りに向かいます。旅館の入り口がハロウィン仕様になってました。

温泉街で見つけた結名様。このポスターの結名様、本当に色っぽい。結名様誘ってるの!?私誘われてるの!?ってただちに勘違いをしてしまうレベル。

のぞみ札を入れる籠。後の巡行に使われます。

かなやの前が比較的空いていたのでキャラクタののぞみ札を撮ってきました。

夜用のお酒を買いにいったお店の漫画コーナー。なんかコアな漫画が揃ってるんですが。

そしてぼんぼり祭り開始。のぞみ札を入れた籠の巡行が始まった……らしいんですが、正直何が起こってるか全く分かりません。人多すぎ!!

先頭のぼんぼりが前を通った!

神様に扮した女の子。ぼんぼり祭りポスターに写ってた娘です。

のぞみ札を詰めた籠。

巡礼ご一行が神社に向かって祝詞をあげてもらっている間、関係者の挨拶がありました。金沢市長も出席されていてざわめく開場。そりゃ驚くわな。

しかし、この時のテンションはすごかった。誰かが「みなさんこんばんは」って言うと、開場全体から「こーんーーばーんはーー!!」喋っている人が言葉に詰まると「がんばってーー」とりあえず不思議なテンションでした。

驚いたのがどれだけ歓声が上がっていたりざわめいたりしていても、話が始まった瞬間に声がぴたりと止んで静かになるのね。流石よく訓練された観客と言わざるを得ない。

と言うか、来賓の人も開場の熱気にあてられて変なテンションになってた気がする。そりゃ、これだけ(来場累計5000人らしい)の人の前でスピーチする機会なんてそうそうあるものじゃないし、この時はほとんどの人がカメラを向けていてフラッシュで夜の開場が明るくなっていたぐらいだったから余計に。

来賓の挨拶が終わって、地元の人の太鼓の演奏。これが本当に良かった。和の音とリズムは良いです。

湖でのお焚き上げをする為に神様(に扮した)女の子が降りてきました。周りから「ポスターの女の娘だ!」とか「幼女!」とか変な歓声が(笑)正直、このお祭りの詳しい内容は告知されていなかったので、見ている人も何がこれから行われるか分かっていないんですよ。しかし、この女の子は本当に美味しい役だったと思う。普通の人がこれだけ脚光を浴びる機会なんて普通無いもの。いろんな意味で一生の記念だと思うなぁ。

湖へのお焚き上げに向かう行列。前のほうの人が後ろを撮ろうとしたフラッシュを拾ったみたいで後光が射したようになっています。


この後、湖でのお焚き上げだったんですが、安全を考慮して殆どの人が湖に入れませんでした。なのでお焚き上げの様子はUSTREAMの配信を開場に設置されたプロジェクターで見ることになりました。仕方ない事とは言え、このお焚き上げは生で見たかったなぁ。

ここは、遠くからスクリーンを見ていたのと、純粋に感動して写真の事を忘れていたので写真は無いです。


ここで一日目終了。長くなったので次回に続く!!


外部リンク

お焚き上げや来賓挨拶のページのリンクを貼るので興味のある方はこちらを見てみてください。雰囲気の何分の一かは伝わると思います。




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