Marumaru's TinyPlaza

(2013.01.04)(game)正月休みにFC版「星のカービィ」を遊び倒してた

『3DSクラシックス 星のカービィー 夢の泉の物語』


e-shopの新春初売キャンペーンで安くなってた事もあり、3DSクラシックスの「星のカービィー 夢の泉の物語」を買って正月に遊んでいました。と言っても、もとになっているFC版を当時にやり込んでいたから面白いのは分かっているゲームなんですけどね。


本当に名作と言うのは色褪せないもので、FC版から15年以上経った今でも面白く遊ぶことが出来ました。FCとは思えないパステルカラーのグラフィック、カービィーの可愛い動き、テンポ良くサクサク進めるバランス。どれを取ってもFCの名作と呼ぶに相応しい作分です。

改めてプレイしていて感じたんですが、このゲームってカービィーが空気を吸い込めば、いつでも自由に空を飛べるんですよ。空気を吐いて攻撃しちゃえばそこで終わりですが、それまではフワフワと飛び続けられます。こういうアクションゲームって割と珍しいですよね。

だから、地形が入り組んでいないステージなら空を飛んでゆっくり進んでいれば、比較的安全に進む事が出来ます。当然、飛びっぱなしで進む事を妨害する為の敵配置なんかはあったりしますが。

だけど、クリアするだけならそれで良いけれど、敵が居ない空間をフワフワゆっくり進んでいくだけだとプレイヤー自身が物足りなくなるんですよ。だから、ある程度プレイに慣れてくると、ちゃんとしたルートを敵を倒しながら進んでいこうと言う気にさせてくれるんです。

このゲームのカービィーは敵を吸い込む事で敵の能力をコピー出来るんですが、能力が攻撃だけではなく移動にも使えるものが数多くあります。ハイジャンプやトルネード、ホイールやバーニング・ボール、等々。で、大体のステージは特定の能力を上手に使うと高速に気持ち良く進められるようにコース設計や敵配置が考えられているんです。

例えば、ホイールを使うステージなら、その区間の直前にワザとらしくホイールの能力を持った敵をカービィーが一方的に吸い込める状態で配置してあったりして、そのホイール能力を使って上手に操作すると敵はコンボで倒せるわ、スピードは速いわ、加速が付いた状態なら細かい障害物はちょうど超えられるわ。と、良い事ばかり。

こんな風にステージ毎に明確な特色があって、プレイヤーが頑張れば気持ち良くクリアさせてくれるゲーム造りは素晴らしいと思います。慣れない人向けの救済措置もしっかりと入っています。

逆に慣れた人に向けて、ステージ内にクリアに直接関係無いちょっと難しめの別ルートを用意して、その先にあるスイッチを踏めばマップにいろんな物が増えているって仕組みはやりごたえがあります。この隠しルートの大砲が、当時もかなり難しかった記憶があったんですが、今やり直しても割と苦労しました。おかげでゲームにのめり込む感覚を久々に味わいました。

で、その隠しルートを全部埋めた後に登場するセーブ不可のエキストラモードを解放して、それをクリアしてサウンドテストを出して……。正月休みのカービィーはこれで一段落。

あー、面白かった。

クリア後にネットを見ていたら、移植に関する裏話を見つけたので興味深く読んでいました。3DSクラシックスってバーチャルコンソールと違って、一から作り直しとバランス調整しているんですね……。それが、新春特価でバーチャルコンソールタイトルよりお手頃な価格で買えるなんて。


  • 三原さんによる「3Dクラシックス 星のカービィ 夢の泉の物語」の細かすぎるこぼれ話

p.s.書き忘れたけれど、デデデ大王~ラスボスの演出は今見ても本当に格好良かった!レーザを避ける為に身を翻したり、スターロッドを地面に引っ掛けて踏み止まったり……そういう演出を超絶レベルのドット絵アニメーションでやってるんだぜ……。




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