Marumaru's TinyPlaza

(2013.07.11)今夜、星を見に行こう

このところ、うだるような暑さが続いていました。空には雲ひとつ無い快晴。本当に青い空。

そんな日だったので、夜に急に思い立って近所の星が綺麗な山まで星を眺めに行っていました。ちょうど新月に近い時期だったので月明かりも無くて星を見るには絶好の日でした。星を眺める時は曇っているかどうかよりも、新月に近い時の方が星が綺麗に見えます。普段は仄かに空を照らしてくれる月明かりですが、そんな明りでも星のかすかな輝きを覆ってしまいます。

山頂付近にある天文台の近くにある湖の近く、人が殆ど居ない私のお気に入りの場所に行ってシートを広げて一時間ぐらい星を眺めていました。満天の星空で本当に綺麗でした。

夜空を5分ぐらい眺めていると、目が慣れてきて急に星の数が増えて星が明るく見える瞬間があります。その瞬間が大好きなんです。星との焦点があったような気分になれるから。いつもそこにある星の姿をやっと感じる事が出来て、星空との距離が近くなったような、だけど彼方に連なる星との距離の隔たりを感じられるような、そんな素敵な瞬間です。

夏の大三角形の見分け方

星をずっと眺めているだけでも楽しいんですが、どれがどの星か分かるようになるともっと楽しくなります。

夏の星と言えば、ベガ、アルタイル、デネブで構成される夏の大三角形が分かりやすくて有名です。夜空を眺めていると明るい星が3つ見えるので、三角形自体は簡単に見つけられても、どれがどの星かと言うのは案外分かりにくいものかもしれません。なので、大三角形の簡単な見分け方でも書いてみます。

まず、夜空を見上げて、7月~8月頃の22時前後だと、比較的空の真ん中辺りにある一番明るい星、これがこと座のベガ、織姫さまです。

夏の大三角形は正三角形ではなくて二等辺三角形のような形なんですが、織姫さまから近い方の星。もし天の川が見えるなら、天の川にかかるように輝いている星、これがはくちょう座のデネブです。

最後に織姫さまとデネブから少し離れたところにある明るい星がわし座のアルタイル、彦星さまです。

これで、女の子と星を見に行った時に「あれがデネブ、アルタイル、ベガ」って指差すことが出来るし、女の子だったとしても、「織姫さまは見つけたけど、彦星さまが見つからない、これじゃ一人ぼっち」って嘆くこともなくなりますね!(何の話だよ)


これだけだと少し分かりにくいので、もう一つ。星を見るときに本などで見ると「~の方角」と書いてある事が多いんですが、どちらが北で南なのかって分かりにくいと思います。なので、方角を知るために指針となる北極星を探します。

夜空を眺めると空の下の方に柄杓の形をした北斗七星が並んでいます。形が特徴的なので有名な星座です。その北斗七星の柄杓の先の2つの星。その二つの星を結んだ線を柄杓の外側の方に5倍程度伸ばしていくと、比較的明るい星があります。これが北極星ことポラリスです。北斗七星は空の下の方にあるので、北斗七星が見えない場合はすみません。

北極星はよく基準になる割に大三角形の星程明るくないので、同じごぐま座のβ星コカブと間違いやすいんですが、ざっとした方角を知るのが目的なので、「北斗七星の柄杓の先を伸ばしたところにある明るい星」が見つかれば、北極星でも他の星でも問題はないです。

これで、ざっとした北が分かったところで、方角を確認して「大三角形の3つの星の中で一番西にある星」が、こと座のベガ「こと座のベガから見て北極星に近い方の星」がはくちょう座のデネブ、遠いほうがわし座のアルタイルになります。

ベガは本当に明るいので分かりやすいと思います。

星を眺めるときに、少しでもいいのでどれがどの星か分かるとぐっと楽しくなると思います。もし星を見る事があったら試してみてください。


余談ですが、今回星を眺めている時に、夜空を端から端まで渡るように尾をひく流れ星が見れました。なんだかとても得をしたような幸せな気分。


2013.07.13 P.S. 星に詳しい友達に教えて貰ったので、一部修正。




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