Marumaru's TinyPlaza

(2021.06.17)(movie)機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』


ネタバレ気にせず書いています。ご了承下さい。

























閃光のハサウェイ観てきました。が、原作小説読は未読です。高校の時に友達が読んでたなーってぐらいの感じ。なので細かい設定等は後から勉強します。

以下、取り留めのない殴り書き。

南国っぽいリゾートを舞台に行われるハサウェイとギギ、そしてケネスの会話・立ち振る舞いが格好いいんですが。と言うか、ハサウェイが落ちつき過ぎてて、どこの人生2週目って感じ。いや、第二次ネオジオン抗争生き延びたり、ゲリラで活動してたりして色々人生経験豊富なのは分かるんだけど、立ち振る舞いが賢者モード過ぎて怖い。

それを言うとギギもなんだけど、貴族だかがパトロンだったりしてるらく大人びた振る舞いと、扇情的なドレスっぽい服(スカートの丈短すぎるよね。でもエロくなってないのは流石)でこれガンダムだよね?と思いつつも、富野御大の小説原作なんだから人間をしっかり描いてるんだろう、と。読んだこと無いけど。

お互いにそれなりの立場のボーイミーツガールで物語の歯車が回っていく辺り、何となくガンダムUCを思い出したり、新型MSを宇宙空間で受領する辺り劇場版ガンダムWを……とか色々思ったんだけど、原作小説の出版年を考えると、後のタイトルの方がオマージュだもんね。下手な事言うもんじゃない。

それにしても、ハサウェイがマフティーだっけ。ゲリラに入った経緯が全然分からないのに(読解力無いだけ?)物語としてまとまってるのはすごい。3部作の1作目としてじっくり最初を序盤を描いてるなって感じで。なんでも逆シャアとはちょっと世界線が変わってるらしいんだけど、ハサウェイが第二次ネオジオン抗争(逆シャア)で1機撃墜したって言ってたけど、逆シャアだとチェーンのリ・ガズィとクエスのアルパの2機落としてるよね、多分事辺りの事だろうから後で確認しとこう。

で。これが一番言いたかったんだけど、逆シャアってシャアがララァの面影を追いかけながらアムロっていう好敵手との純粋な戦いを望む話だけど、閃光のハサウェイもハサウェイが思いっきり12年前のクェスの面影に囚われてて、特にハサウェイなんてマフティーとかに良い娘がいっぱい居そうな感じだったのに……いいぞもっとやれ、って感じで観てた。

しかし、ギギと言いクェスと言い、ちょっと生い立ちが複雑そうな不思議系ヒロインが物語を引っ張っていく構成、大好きだ。PV見た時に思ったんだけど、ギギの声ってクェスの川村万梨阿 に似てる気がする。敢えて寄せてるのかな?って思ったり。それか、ああいう感じの役柄はこういう声質が合うって事なのかもしれないけれど。

それと戦闘シーン。もう本当に格好良かった。10年前にガンダムUCを見て戦闘にシーンでゾクゾクしたのを思い出した。こういうMSの戦闘シーンの描き方って時代と共に進歩してるよねーっていう実感を持ちながら見てた。特に今回は大気圏下での実弾多めの戦闘だったから見ごたえがあった。

セル画でしか出来ないオーパーツ的な表現も魅力だけど、こと戦闘シーンに関してはCGを駆使した新しい作画手法との親和性が高い部分だとは思う。それよりも、今回登場するMSのΞガンダムとペーネロペーって両方肩パットみたいなシルエットが特徴な事もあって、ゲリラ故に夜間戦闘が多い劇中シーンだと、初見の自分は正直どっちがどっちかちょっと混同しちゃったり……。

んで、連邦。市街地を背負った陣取りで優位に立ったかと思えば、連邦側がそれを無視して攻撃して逆にマフティー側が戸惑ったり、上司の命令とは言い捕虜を人質にしたりと連邦の酷さを際立てる表現が多かったけど(カードの件も然り)、後の展開への伏線なのかな。しかし、連邦っていつも反乱されまくってるね、どんだけ腐敗してるんだと。そう言えば、アナハイムさん、またコウモリムーブっぽくて死の商人っぷりも健在。

そんな感じで続きが楽しみなガンダムでした。

余談1。会計監査局って聞くと、どうしてもカムランさんを浮かべてしまう。同じ眼鏡キャラだし。

余談2。風呂上がり(だっけ?)のハサウェイがギギのパトロン仕込み誘惑ムーブを、そんな女嫌いだと軽くあしらうくせに、クェスの事になったら冷静になれない辺り……若い頃に心の奥に刻まれた傷って深いなぁと。

余談3。ペネローペから落下した人質をΞのコックピットにダイレクトキャッチするシーン。この時代はコックピットへのダイレクトアタックが流行ってるのかと思ったりもしたけど、別に男同士でやられてもねぇ……女史の皆様が大歓喜!?とか思ったりしたけど。




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