Marumaru's TinyPlaza

(2023.02.06)(movie)大怪獣のあとしまつ

『大怪獣のあとしまつ』


※ネタバレしてます。ご注意ください。

































何かと話題になっていた作品。PrimeVideoで観ました。

サブスクで観るならありだけど、劇場で観た人が色んなことを思う気持ちは分かりました。

伏線が張ってあったとは言え、『デウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)』(≒物語においての絶対的な力による強引な大団円)を自分でネタにしときながら自分でやっちゃうのは作品としてどうなの?と。

全体的にパロディの質が低いと言うか下品と言うか。ネットの一発ネタや同人でやるようなノリで映画一本作っちゃいましたって作品に感じました。

シン・ゴジラの会話劇は大好きなんですよ。政治と会議によって決まっていく感じが。で、この映画は「怪獣の死体を誰が処理するか?」というところを舞台にした会話劇として楽しめる……と思っていたんですが、実在の人物のパロディと下ネタは実写でやるとこんなに下品なのかと。

別に怪獣が突然に死亡して、その後処理から始まるって設定は良いと思うんです。別にそこが描きたい訳じゃないのは分かるし。だけど、下品なギャグで進行して、後半にちょっとお涙頂戴をして、最後は自虐ネタのデウス・エクス・マキナで終わり。これって2時間かけてやる必要あった?

って感じの映画でした。




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