Marumaru's TinyPlaza

(poem)002_季節の贈り物

「季節の贈り物」

階段の上で立ち止まる
体を吹きぬけるそよ風
眼下に広がる町の風景
遠くが霞んで揺らめく

何故だろう?
見なれてるはずの街の景色に
今更感動
ただの風景なのに
何かこみ上げるものがある
涼しさと一緒に
情緒も一緒に運ぶ秋の風

何気ないからこそ
目に入らなかったもの
小さな感動に気づかせてくれた
季節に感謝