Marumaru's TinyPlaza

(poem)098_不安

「不安」

空気を入れ替えに
部屋の窓を開ける

冷たい風が滑り込んできて
羽織るものを取りに踵を返す

小さく震えているのは
寒いからじゃなくて
季節を感じている私に気づいたから

季節を受け入れる余裕が
心にあったから

吹き込む風に
揺さぶられるくらいの隙間が
心にあったから

でもでも
怖いのは隙間じゃなくて

それ気づいた私に
近く訪れるであろう

分かるけど想像したくない
何か

方法は何でも良いから
何かしないと

何とかするの