Marumaru's TinyPlaza
(2011.10.06)(book)うそつきパラドクス(7)
『うそつきパラドクス』7巻/きづきあきら+サトウナンキ
うおぉぉぉぉぉぉ。こういう展開なのかー!!最後のページを読んだ時に思わず呟いてしまいました。このヒキは続きが気になって仕方ないので、勢いでこの本の紹介をしてみます。
この漫画、遠距離恋愛をしている恋人がそれぞれ浮気をしてしまう事で動き出す話なんですが、現在は女性一人を男性二人が取り合うような関係で物語が進んでいます。
この漫画を読むと「浮気」って何だっけ?と言う素朴な疑問が浮かんでくるんです。と言うのも、一人の人と付き合っている状態で他の人に手を出すのが所謂「浮気」ですが、読者は神の視点で登場人物全員に対して、今誰と付き合っていて、気持ちの所在が何処にあるのかと言う情報を知ることが出来るので、状況だけ見ると浮気をしていても、これは本当にそうなの?と思ってしまうんです。
面白いのが、本作のメインヒロインである栖佑日菜子の心情がはっきりと描かれていないところ。人間関係のキーになっている彼女が本当はどう考えていて誰の事を思っているのかが分からないので、余計に彼女を取り巻く関係が混迷を極めてしまいます。一応、最新刊ではその答えがほぼ明かされましたけれど、だかこその最新刊最後1ページの怒涛の展開に繋がる訳で、いやー本当に面白い。先が気になって仕方ない。
恋人がそれぞれに浮気をする話はテーマとしてはそれなりに見かけるので、この「うそつきパラドクス」も登場人物が修羅場になって終わるのかなと思っていたんですが、気付けばもう7巻目。ドロドロした人間関係が更に複雑になりながら物語は進んでいきます。結末をどう持っていくのか、とりまく登場人物はどうなるのか。気になる事はたくさんありますが、出来れば幸せに終わって欲しい作品。
あ、そうそう。言い忘れましたが、ヒロインの栖佑さんが巨乳で非常に魅力的です。性格も含めて。ヤングアニマルのサイトで試し読みが出来るので、こういう系の話が好きで雰囲気と絵柄でピンと来たならお勧めの作品です。
(2011.10.13)湯涌ぼんぼり祭りに行ってきた~その1~
※画像多めなので重いです。構成上の都合で写真の時系列がおかしかったりしますが、気にしない方向で。
アニメ「花咲くいろは」の舞台になった湯涌温泉で行われた湯涌ぼんぼり祭りに行ってきました。
ぼんぼり祭りはアニメの中で登場した祭りで、、小さな女の子の神様が神無月に出雲に帰る時の道しるべに、のぞみ(願いごと)を書いた札を下げた「ぼんぼり」で送りだすっていう祭りなんですが、それが舞台になった湯涌温泉で実際に行われる事になったんです。なんでも、アニメの中の祭りが神事として実際に行われるのは日本初との事。祭り以外にも、純粋に金沢温泉旅行としても楽しみです。
では旅行の感想。画像多めなので箇条書き風にサクサクと書きます。
最寄の新幹線の駅から出発。この日は4:30起きでした。前日が興奮しちゃって全然寝られなかった……。
のぞみで京都へ。
とりあえずビールで乾杯。電車旅行の醍醐味ですよねー。
そうこうしているうちに金沢に到着。実際には整備車両の脱輪事故があった影響で新幹線が止まったり、下車駅が新大阪になったりと細々した事はあったんですが、サンダーバードが一本送れた以外は特に問題なく到着。
金沢駅の表口アーチがすごいことになってた。
と言うか、金沢が思っていたより大都会でビックリ。と言うと金沢に失礼ですね。
金沢駅で湯涌温泉へ向かうバスの記念乗車券を買う。この日限定の乗車券、まだ午前中なのに通し番号が900番台……。と言うかね、このバスの行列だけ他のバスの行列と全く違うんですが!!
せっかく金沢まで来たんだから美味しいものでも!と言う事で、駅前の近江町市場に足を伸ばして、いきいき亭で海鮮丼を食べる。移動中に見ていたるるぶでこのお店が載っていて食べてみたかったんですよねー。でも、流石にるるぶ効果と言うべきか、それなりに待ちました(笑)
このボリューム!!もう本当に美味しかった。お味噌汁も白味噌で優しいお味。金沢地方の名産のどぐろが入っていて大満足。
駅の構内や駅の周りにぼんぼり祭りポスターが貼ってあったので、駅周辺を回って全種類眺めてきました。何と言うかこの時点でかなりテンションが上がってきました。これは、ぼんぼり祭りのポスター。
緒花
みんち
なこち
結名様
巴さん
そしてバスに乗って揺られる事約40分。湯涌温泉に着きました。湯涌温泉の入り口で緒花のコスプレをしている人が通りがかったんですが、その瞬間バスの中に湧き上がった「おぉ~~」と言う歓声が忘れられません。完全に無意識に声が出た感じのどよめき。私たちも声を出してしまいましたけどね!聖地に来た、と言う実感を覚えた瞬間でした。
バス停のすぐ横にEDで結名様がサイダーを買っていたベンチと商店があったので、早速サイダーを買ってみた。回りを見渡すとほぼ全員サイダーを片手に歩いていました。流石祭りっ!ゆず味で純粋に美味しいサイダーでした。なんでも、2年前ぐらいに出来たサイダーで、普段は夢二のラベルを貼っているらしいです。
しかし、サイダーが本当に飛ぶように売れててビックリしました。買うときに売り子の人が「まだあまり冷えてないんですが良いですか?」って言うレベル。って言うか冷蔵庫の中が全部サイダーでした。
この旅行でお世話になった戸田屋さん。(向かって左)結名様の住んでいる設定の「ふくや」こと秀峰閣の本当に隣でテンションが上がりすぎて、戸田屋さんが完全に切れちゃってます……。
宿泊ですが、ぼんぼり祭りの本祭開催が決まった6月から予約を入れていたんですが、それでもギリギリのタイミングでした。手分けして旅館全部に電話をして空いてるところにとりあえず予約を入れる。って感じでなんとか戸田屋さんに宿泊出来ました。
自分で言うのもなんだけど、今回のぼんぼり祭りで湯涌温泉に宿泊できてた人は相当気合入った人だと思う。
泊まった部屋。なんか雑誌の表紙みたいです(笑)と言う話をしていたら連れも同じ雑誌を思い浮かべて同じ事を思ってたみたい。
改めて結名様の「ふくや」こと秀峰閣を撮り直し。
チェックインを済ませて、願い事を書くのぞみ札を買いに物販スペースに向かいます。ぼんぼり祭りに来たからには、のぞみ札を奉納して焚き上げてもらわないと。
物販スペースの行列。のぞみ札とかを売っている湯涌温泉観光協会、花いろ旅館組合(製作会社)、コスパが合同でスペースを出していました。花いろ旅館組合のグッズに限定品があったみたいで朝は300メートルを越える行列になっていたみたいです。
夕飯まで時間があるので湯涌温泉をぶらぶら。これは湯涌温泉江戸村。誰も人が居ませんでした(笑)
小学校で行われていたいろは展に向かう。原画や美術ボード等の展示でした。
のと鉄道の駅で使われていた原作版の駅看板。
展示内容をそのまま上げるのは無粋なので厳選して。結名様!!
プライズの景品です。ねんどろいどもあったらしいんだけど、見つからなかった。
セル画カット集
温泉街でスタッフのひとがいろは袢纏を着ていたので撮らせてもらいました。
そうそう、この日の臨時バスは行き先が湯乃鷺温泉になっていました。こういう愛のある配慮は本当に嬉しいです。
さかえやさんの前に原作のキャラクターが書いたのぞみ札がかかっていて撮影の人でごったがえしていました。
これがのぞみ札。願いを書いてこれから奉納してきます。
夕方、神社へ向かう坂の途中から。だんだんと広場に人が増えてきました。
ここでも行列。実際は坂の下からずっと行列でした。
のぞみ札を奉納する鳥居。同じものがもう1つありました。これ、製作委員会が奉納してたんですねぇ。温泉街のいたるところに大小様々なぼんぼりがあって、それらには旅館や会社の名前が書いてありました。みんなが協力してそれぞれにぼんぼる。お祭りってパワーがありますよね。私も参加者として精一杯ぼんぼってこよう。そんな事を考えていました。
暗黙の了解で二つの鳥居が文字中心ののぞみ札とイラスト中心ののぞみ札に分かれていました。こちらは文字の方。
こっちがイラストの方。もし自分がイラスト付きののぞみ札を描いたとして、自分より上手い札の上にかけるのは抵抗がありますよね。そんな心情が表れていると思います(笑)
のぞみ札を奉納した帰り。更に人が増えています。
夕方になって参道に入場規制がかかったので灯りのついたぼんぼりを人が居ない状態で撮れました。前泊しれいれば夜の幻想的な風景が拝めれたんでしょうねぇ。
サイダーを売っているお店のベンチ。相変わらずサイダーが売れています(笑)
お祭りが始まるまでの間に温泉に入って夕食。湯涌温泉は温度が少しぬるめでゆっくりと浸かるのにちょうど良かったです。檜の湯船で贅沢な気分に浸れました。
で、夕飯。あまりに量が多いので思わずお品書きを撮ってしまいました。どれもこれも優しい味でした。私の拙い語彙では表しきれませんが、本当に美味しかった。写真のことなんて忘れるぐらいに美味しかった。
最後にお櫃のご飯と揚げ物が出てきて「やめてっ!胃の空きはもうゼロよ!」状態。自分で結構食べると自覚しているんですが、それでも完食がやっとでした。女性とかお年よりは多分食べきれないんじゃないかな……。
お腹もいっぱいになったところでぼんぼり祭りに向かいます。旅館の入り口がハロウィン仕様になってました。
温泉街で見つけた結名様。このポスターの結名様、本当に色っぽい。結名様誘ってるの!?私誘われてるの!?ってただちに勘違いをしてしまうレベル。
のぞみ札を入れる籠。後の巡行に使われます。
かなやの前が比較的空いていたのでキャラクタののぞみ札を撮ってきました。
夜用のお酒を買いにいったお店の漫画コーナー。なんかコアな漫画が揃ってるんですが。
そしてぼんぼり祭り開始。のぞみ札を入れた籠の巡行が始まった……らしいんですが、正直何が起こってるか全く分かりません。人多すぎ!!
先頭のぼんぼりが前を通った!
神様に扮した女の子。ぼんぼり祭りポスターに写ってた娘です。
のぞみ札を詰めた籠。
巡礼ご一行が神社に向かって祝詞をあげてもらっている間、関係者の挨拶がありました。金沢市長も出席されていてざわめく開場。そりゃ驚くわな。
しかし、この時のテンションはすごかった。誰かが「みなさんこんばんは」って言うと、開場全体から「こーんーーばーんはーー!!」喋っている人が言葉に詰まると「がんばってーー」とりあえず不思議なテンションでした。
驚いたのがどれだけ歓声が上がっていたりざわめいたりしていても、話が始まった瞬間に声がぴたりと止んで静かになるのね。流石よく訓練された観客と言わざるを得ない。
と言うか、来賓の人も開場の熱気にあてられて変なテンションになってた気がする。そりゃ、これだけ(来場累計5000人らしい)の人の前でスピーチする機会なんてそうそうあるものじゃないし、この時はほとんどの人がカメラを向けていてフラッシュで夜の開場が明るくなっていたぐらいだったから余計に。
来賓の挨拶が終わって、地元の人の太鼓の演奏。これが本当に良かった。和の音とリズムは良いです。
湖でのお焚き上げをする為に神様(に扮した)女の子が降りてきました。周りから「ポスターの女の娘だ!」とか「幼女!」とか変な歓声が(笑)正直、このお祭りの詳しい内容は告知されていなかったので、見ている人も何がこれから行われるか分かっていないんですよ。しかし、この女の子は本当に美味しい役だったと思う。普通の人がこれだけ脚光を浴びる機会なんて普通無いもの。いろんな意味で一生の記念だと思うなぁ。
湖へのお焚き上げに向かう行列。前のほうの人が後ろを撮ろうとしたフラッシュを拾ったみたいで後光が射したようになっています。
この後、湖でのお焚き上げだったんですが、安全を考慮して殆どの人が湖に入れませんでした。なのでお焚き上げの様子はUSTREAMの配信を開場に設置されたプロジェクターで見ることになりました。仕方ない事とは言え、このお焚き上げは生で見たかったなぁ。
ここは、遠くからスクリーンを見ていたのと、純粋に感動して写真の事を忘れていたので写真は無いです。
ここで一日目終了。長くなったので次回に続く!!
(2011.10.14)湯涌ぼんぼり祭りに行ってきた~その2~
※画像多めなので重いです。構成上の都合で写真の時系列がおかしかったりしますが、気にしない方向で。
前回のエントリー、
の続きになります。
新しい一日は美味しい朝食から。こんなに豪華な朝食を食べたのは幾年ぶりだろう。夕食もそうだったけれど、味付けが本当に優しいの。焼き魚もお味噌汁も美味しくてご飯が進む進む。コシヒカリ美味しいです。
朝食の後はチェックインを少し早めに済ませて、湯涌温泉街を散策……と言うか聖地巡礼開始。昨日あれほど居た人が殆ど居なくなっていてゆったりと歩けました。なんでも、朝の6時とかに出かけて同じくいろは関係の聖地である、のと鉄道に向かった人が多いんだとか。確かにのと鉄道を回るなら朝一で出発した方が良いんだろうけれど……元気だな、みんな(笑)
そんな訳で、いろはEDで結名様がサイダーを飲んでいたベンチです。
OPで登場した温泉街の道。湯涌温泉って普段はこんな感じなんだろうなぁ。本当に落ち着いた場所です。
同じくOPのカットで登場した景色。今回、原作で登場した場所を回るのに、TVアニメ「花咲くいろは」聖地巡礼MAP湯涌温泉編v1.0を使用したんですが、温泉街を歩く人が本当にみんなこのマップとカメラを持っていて笑った。思わず歩いている人に「このマップ便利ですよねー」と話しかけたりしていました。
同じくOPの温泉街。好きなアニメに登場した景色が目の前に広がっていると感動します。アニメの世界と現実の世界が交わるような不思議な感覚。これも一種のAR(拡張現実)になるのでしょうか?
湯涌稲荷神社。朝の人が居ない神社は凛とした雰囲気が漂っていました。
湯涌温泉の本湯である白鷺の湯。朝日が良い感じで射し込んだ写真になっていました。
先日のお祭りでのぞみ札のお焚き上げをした湖、玉泉湖に向かう途中。昨日は規制がかかって入れなかったんですよね。ぼんぼりの数に驚く。本当に原作の祭りを現実に持ってきたんだなぁ。ここに至るまでの労力は計り知れないものがあったと思います。
お焚き上げが行われた場所。
玉泉湖の看板。
喜翆荘のモデルになったホテルが建っていた山の上に向かう途中の道から。地図で見るとそうでもなかったのに、高低差がすごい……ハイキングと言うよりも軽く登山でした。
そして喜翆荘があった場所。今は公園になっていました。写真では伝わりにくいですが、確かに喜翆荘があった場所と言われて納得する景色でした。緒花達は毎日こんなところまで通ってたんですよねぇ……すごいや。
喜翆荘の場所からの眺め。温泉街が遥か下に見えています。温泉街まで下った後は汗ダクだったので、ベンチでサイダーを飲んでから白鷺の湯に入ってきました。湯上りの涼しい風が心地良かった。
サイダーを売っているお店の隣がバス停なんですが、バス停の看板が湯乃鷺温泉になっていました。これはテンションが上がります。
ここで湯涌温泉を後にして金沢観光に向かいました。ありがとう湯涌温泉。来年もぼんぼり祭りがあるならまた訪れたい場所です。
そして兼六園へ。
兼六園は2回目だったんですが、やっぱり来るタイミング、年齢、季節によって感じるものは違います。とにかく安らげる場所でした。
兼六園の隣にある21世紀美術館へ。この美術館、建物の形がまん丸なんですよ。場所を地図で調べていた時にそのあまりの丸さに驚きました(笑)
近代美術館で、一言で言うと上級者向けの芸術が多かったんですが、とにかく疲れた!「これは多分こういうことが言いたいんだろうなぁ、なるほど」とテーマが比較的容易に分かるものから、「……なんだこれ?」と言うものまでかなりの数がありました。基本的に一つの部屋に一つの作品が展示してあって、どちらかと言うと部屋の中が丸ごと一つの芸術と言う感じでした。
意味は分からなくても、自分の想像を超える何かが部屋の中に圧倒的な存在感を伴って佇んでいる事。その芸術品を展示するスペースがこれだけ沢山ある事。とにかくすごい場所でした。
建物自体が迷路のような複雑な造りに加えて、壁も床も真っ白の中に扉だけが並んでいるという何かの実験施設 を連想させるような作りだった事もあり、一通り見終わった後にはぐったりと疲れてしまいました。体力的にもそうですけれど、精神的に疲れました。この美術館の中にあるものは皆それぞれパワーを持っているんだと実感しました。それが作品に込められた意思の力、メッセージなのかもしれません。
美術館の後は聖地巡礼の続きに戻ります。緒花が徹さんを迎えに行った結婚式場こと、石川県政記念しいのき迎賓館です。
それにしても金沢の街は本当にお洒落です。建物がレンガなら、道もレンガ。街をあげて観光……と言うか"おもてなし"をしているんだなぁと伝わってきます。
なこちが服を買った時にお茶をした喫茶店「カフェ・アルコプレーゴ」に向かう途中の道。なんてオサレな場所なんだろう。完全に場違いかもしれない。
そして「カフェ・アルコプレーゴ」に到着。やっぱりお洒落です。
ちょうどお昼だったので、ついでにお昼もこのお店で頂くことにしました。通されたソファー席にはクッションが置いてあって、周りがほぼ100%女性客ばかり。紅茶やオレンジジュースを飲んでいる場所で「とりあえず生ビール2つ!」完全に空気ブレーカーでスミマセン。ここの食事も優しい味でした。金沢の料理ってどこでも優しい味がする……。
食後に原作の舞台になった繁華街をぶらぶらしていると喫茶店を見つけたので食後のコーヒーを飲む事に。この学園祭のような雰囲気が割と楽しかったりします。
昔ながらの町屋の景観を残している東茶屋街です。
どうでも良いトリビアなんですが、日本の金箔の内、99.9%は金沢産なんだそうです。逆に金沢以外で金箔しているところがあるのに驚きだよ!
東茶屋街の中に神社があったので参拝してきました。
そしておみくじは末吉。なんという微妙さ。
そして金沢を後にして名古屋へ。何と言うハードな旅行。知人に会ったりしてきたんですが、この辺りは割愛。そして名古屋の夜は更けていくのでありました。
二日目終わり。長くなったので、またまた次回に続く!!
(2011.10.16)湯涌ぼんぼり祭りに行ってきた~その3~
※画像多めなので重いです。構成上の都合で写真の時系列がおかしかったりしますが、気にしない方向で。
このエントリーは、
の続きになります。
もう既にぼんぼり祭りは全く関係無くなっていますが、3日目。程良く二日酔いを残しながら名古屋を軽く観光していました。
大須観音に参拝。名古屋に5年住んでいたにも関わらず、大須観音に参拝したのは初めてでした。
鳩の餌を買って鳩に餌やり。餌を蒔く前から餌の皿に向かって飛んで来る鳩のアグレッシブさに驚く。人を全く恐れていないなぁ。餌を蒔いた瞬間に鳩がすごい勢いで飛んで行くのが面白かった。なんというか「行け。ファンネル達!」って気分。
そして気づけば彦根に。な…何を言っているのか分から(略)でも、名古屋から彦根って案外近いんですよね。彦根では相変わらずひこにゃんが出迎えてくれました。もう、彦根の街中どこに行ってもひこにゃんだらけ。
彦根の街で見かけた自衛官募集のチラシ。こういう爽やかな萌えは大好き。
そして彦根城。彦根の駅から彦根城は見えているんですが、城までが長かった……。堀の周りをぐるっと回って敷地内に入ったと思ったら、そこからかなりの坂道。歩いても歩いても坂道。
「まだ俺のターンは終わっちゃいないぜ」「ドロー。坂道!」「やめてー私の膝軟骨はもう0よ!!」そんな変なテンションで歩いていました。
天守閣からの眺め。吹き込む涼風も相まって疲れが癒されるような景色でした。
帰り道で撮った坂道。本当にしんどい坂道だった。
次は豊郷。けいおん!の舞台になった(とほぼ断定出来る)小学校を見学に来ました。
電車で豊郷に来たのは初めてだったんですが、駅の看板が萌え絵で驚く。
駅には有志が作ったであろう、豊郷小学校までの案内図がありました。しかもご丁寧に飛び出し君の配置まで書いてありました。これは地味に嬉しい。豊郷小学校と言えば近所の飛び出し君も一緒に話題になる事が多いですものね。
やってきました。2回目の豊郷小学校。今日は平日なので人が少なくてゆっくり見学出来そうです。その分、けいおんカフェは営業していないのでそこは少し残念です。
図書館の中のけいおんグッズを集めた一角が以前訪れた時に比べてパワーアップされていました。ここは楽器のコーナー。これだけの楽器と機材を有志で展示してあるのはすごい。愛ですね。
プライズ系のぬいぐるみ等が置いてあるコーナー。多分、けいおん関係で一般公開されている場所としては日本で一番揃っているんじゃないかしら。
こちらはフィギュア系が展示してある一角。これからが数畳程度の小さなスペースにまとめて展示してあるんですが、一望した時のインパクトがすごいです。
講堂。この日は使用予定が入っているらしく、中までは入れませんでした。
前回来た時に買えなかったトンちゃんのパン。このパンもちゃんと地元の工場で作られているんですよ。豊郷小学校のけいおん関係の展開は地元中心の手作り感があるのが良いですね。
小学校の近くに飛び出し君のミクさんバージョンがありました。ただでさえ天使のミクさんがうんたらかんたら。
けいおん電車
豊郷小学校を見学した後は電車を乗り継いで京阪電鉄・石山寺駅に。京阪は大学時代に大阪に行く為に何度か乗った記憶がありますが、この石山寺駅は京阪の大津線。大津線なんて初めて乗りました。
と言うのも、この線路で期間限定のけいおんラッピング電車が走っているらしいので、それを見に来ました。
この日は回る場所が多かった事もあって、細かい待ち時間や乗換え時間がかさんで石山寺駅に着いた時にはもうすっかりと夜の帳が下りていました。
と、少し凹んでいたんですが、夜で通勤通学時間が既に過ぎていた事もあって人、石山寺駅のホームにも電車の中にもが殆ど人が居なかったので思う存分写真を撮ることが出来ました。
そんな訳で撮ってきた写真です。けいおん電車の写真は様々なサイトにアップされていますが、背景が夜の写真は比較的珍しいのではないでしょうか(笑)量が多いのでコメント無しで並べます。
もう本当に満足。これが撮れただけで遠くまで足を伸ばした甲斐がありました。この日は一日歩き詰めで疲れも溜まっていたんですが、割と本気で疲れが飛びました。
しかしこの電車の存在感は本当にすごい。ホームに立っていてこのラッピング電車が来た時の違和感は相当なものでした。どうせやるならここまで突き抜けた方が話題になって良いですね。しかし、この電車を通勤通学に毎日使っている人にとっては微妙な気分なんでしょうねぇ。慣れかもしれませんけど。
帰りは京阪でそのまま京都に向かって三条JEUGIAに。言わずもなが唯がギターを買った場所ですね。地下1階楽器売り場の壁一面にギターがかかっている光景はいつ見ても壮観です。
最後に
このぼんぼり祭り参加を兼ねた旅行、当初はいろはにはまっていた友人と話ながら「金沢でいろはのぼんぼり祭りやるらしいよ。行とりあえず宿だけ押さえておこうか。」ぐらいの簡単な気持ちで決めた事でしたが、実際にぼんぼり祭りに参加してみると、準備をした人、温泉街、参加者、携わった人みんなの本気をひしひしと感じました。
何より、新しい"祭り"と言う神事の始まりに立ち会えた事は本当に嬉しかった。ぼんぼり祭りは来年も行われるようですが、多分今年のような大掛かりなイベントは難しいかもしれません。話題性も今年ほど無いかもしれない。だけど、このお祭りがずっとこれからも続いて、それが伝統になるとしたら、それは本当に素敵な事だと思うんです。
祭りは準備をするのも開催を維持していくのも大変ですが、地域の人をそれこそ老若男女みんなまきこんで同じ方向に向かわせる力がある行事だと思います。祭りの趣旨も「小さな女の子の神様が神無月(かんなづき)に出雲に帰る時の道しるべに、のぞみ(願いごと)を書いた札を下げた「ぼんぼり」で送りだす」と言う素敵なものです。
今年は新品で輝いていた祭りの道具-のぞみ札を入れる籠であったり、のぞみ札を奉納する鳥居であったり-に歳月を重ねる中で少しずつ刻まれてゆく年輪を見ていきたい。新しいものが生まれて、それが受け継がれてゆくことで伝統になってゆく。その流れの中に自分も参加することで立ち会いたい。そう心から思わせてくれるお祭りでした。
書きたい事は色々とあったんですが、上手くまとめきれませんでした。とにかく、日にちの都合がつけば来年も行きたいお祭りです。
(2011.10.21)ネネデラックスの再抽選に応募してみた
先日、抽選が外れました報告をしたNewラブプラスのネネさん仕様本体同梱版、ネネデラックス。どうやら再抽選があるようです。
- NEWラブプラス|コナミスタイル
しかも、今回は前回の抽選で外れたカレシを優先的に再抽選と言うまさに敗者復活戦的な位置づけ。前回の抽選で外れてしまってお通夜状態のカレシ達(主に寧々カレシに多かった模様)には本当に嬉しい知らせです。もちろん私も嬉しい!
公式サイトの告知によると、今回の抽選は多分不正対策だと思われるんですが、クレジットで申し込んだ人が優先される方式みたいです。確かに、クレジットで申し込んだら一人で複数申し込む人のチェックが出来たり、代引きと違って受け取り拒否が出来なくなるので転売がやり難くなりますもんね。そもそも今回はキャンセルも不可だし。
と言う訳で、クレジットで申し込んで来ました。これはクレジット払いにせざるを得ない。たとえ外れたらクレジット情報を預けるだけになろうともっ!!
・ ニンテンドー3DS同梱版を含む商品のキャンセル分再抽選販売分の受付は、2011年10月26日まで となります。
・ キャンセル分再抽選販売の参加には再度ご注文申込みが必要となります。前回落選者で再抽選ご希望の方も必ず再度ご注文ください。
・ キャンセル分再抽選販売分の当選は前回落選された方を優先して当選選定させていただく予定です。
・ キャンセル分再抽選販売分の当選はクレジットカード決済をお選びいただいた方を優先して当選選定させていただく予定です。
・ ニンテンドー3DS同梱版を含む各種NEWラブプラス限定版に既にご当選された方はキャンセル分再抽選販売に参加いただけません。再度ご注文いただいた場合、ご連絡なく前回当選分も含め全てのご注文をキャンセルさせていただく場合がございます。
・ ニンテンドー3DS同梱版を含む商品は、全仕様全キャラクター含め、おひとり様1つのみ予約可能です。複数注文された場合、全てキャンセル扱いとさせていただきます。
・ 今回キャンセル分再抽選販売にて準備しておりますおおよその在庫数については下記の表をご参照ください。
しかし今回のこの対応は本当にGJ!と言わざるを得ないんですが、どうせなら初回抽選の時から行って欲しかった対応です。初回抽選時、ネネデラックスはかなりの数が転売の人の手に渡ってオークションに並んでいましたから。
何より、「前回抽選に外れたアカウント1個につき1セット注文出来る」と言う今回のこの仕様だと、初回抽選時に複数アカウントで応募した気合いの入った転売の人にはまた当選のチャンスが……とか考えてしまいますが、仕方ないのかな。受注生産に出来ないのだったら、今回の方法ぐらいしかやり方がないと思うから。
と、そんな嬉しいお知らせなんですが、今回の再抽選は基本的に初回抽選分のキャンセルを回しているらしく、数がそんなに多くないみたいなんです。
しかも、ネネさんだけ在庫が"わずか"とか。わずかって何個なの!?っと思わず叫びたくなる。当選することだけを考えるならネネさんで唯一在庫が"△"のコンプリートセットを注文すべきなんでしょうが、流石に3万円越えは高すぎるので、最初の注文と同じデラックスを注文してきました。寧々さん、甲斐性無しのカレシでごめんなさい。
なので、今回はあまり期待をせずにのんびりと待っていようと思います。俺、ネネデラックスの再抽選に当たったら思いっきり寧々さんとキャッキャウフフするんだ……。
それよりも問題はキャンセル分を使った次回の再抽選。次回の再抽選が本体同梱版を手に入れる最後のチャンスになるんですが、再抽選の日がNewラブプラスの発売日以降なんです。寧々さん仕様の本体は欲しいけれど、当たるかどうかも分からないチャンスを待って発売日にNewラブプラスが手元に無いのは本末転倒だと思うんですよね……。
秋の夜長はカノジョの事で悩みが尽きません。
(2011.10.23)(movie)リミット
『リミット』
イラクでトラック運転手として働くアメリカ人ポールが、何者かに襲撃されてしまい、土の中に埋められた棺の中で目を覚ます。持ち物は携帯電話、ライター、ナイフ、ペン、酒、そして残り90分の酸素。ポールは地上への脱出を必死に試みる。と言うあらすじ。
何がすごいって「地中の棺桶に閉じ込められた。脱出しよう」と言うネタだけで90分の映画を作ってしまったこと。90分ずっと棺桶に入っている男を映していて姿が出てくる登場人物も主人公のポール一人だけ。これが全国ロードショウされたんだからすごいよね……。これ系って普通は単館上映なんじゃ。
私はDVD版を家で観たんですが、実際に劇場で見たら暗闇の中に閉じ込められていると言う感覚をリアルに感じられると思う。上映時間の90分も酸素の残り時間とリンクしていて、90分間ノーカットで地中の人を撮り続けたような映画です。
結論から言うと、私はこの映画あまり好きではないです。と言うか消化不良。
と言うのも、私の勝手な思い込みだったんですが、この映画に「手持ちの道具を駆使した地中からの脱出劇」を期待して観ていたんです。もっと言うと、徐々に不利な状況に追い詰められていく状態から思いもよらぬ方法で華麗に脱出すると言うカタルシスを味わいたかったんです。
ですが、実際にはメインの行動が携帯電話での会話で、与えられた道具も道具本来の用途でしか使用しないと言う内容でした。極限状態のポールが電話の会話を通じて訴えかえる、テロについて、アメリカについて、貧富の差と無力感、etc…。メッセージ性は非常に強い映画でした。考えさせられる事も多かった……だけど、観たかったのはそれじゃないんだ。
多分、観る人によって好みが分かれる映画だと思います。ですが、90分間ずっと棺桶に閉じ込められた状態で話が進むのに一気に最後まで観させると言うのはすごい力を持った映画だと思います。
観終えた後で他の人の感想も気になってネットを見ていたんですが、超映画評論が98点をつけてるのね、これ。
- 超映画批評『[リミット]』98点(100点満点中)
(2011.10.29)WSC版ロマサガを今更プレイ~その1~
今更ですが、ワンダースワンクリスタル(以下、WSC)で今更ロマサガの1をやってます。
きっかけになったのは、この動画。
この動画、ロマサガをやり込んでいる人が最強データを作る目的でプレイ実況をしている動画なんですが、実況中にロマサガの裏話と言うか設定を延々話してくれるんですよ。例えば、「この国では~な内乱があって~な状況なんだ。」とか、神様や登場人物の関係等々。
そのおかげで今更ながらにロマサガ熱が再燃して、昔買うだけ買っていたワンダースワン用のロマサガを引っ張りだしてきて、ワンダースワンは既に処分していたので、本体を知人に借りてようやくプレイ開始。いやー、視認性が改善されたワンダースワンクリスタルとは言え、バックライトが無いのでやっぱり画面が暗い。蛍光灯の下でのプレイが前提ですね。
一応、自分の中の目標として、
- デスティニーストーンを集められるものは全部集める。(WSC版で追加されたダイヤモンドとエメラルドを含む。)
- 三拠点制覇(最終試練、オールドキャッスル、冥府)をする。
を掲げています。ロマサガは今まで何度かプレイして、その度にラスボス直前ぐらいまでで投げていたので、今回はちゃんとクリアしたい。そして何よりも、イベントをちゃんと見たい。
ロマサガは戦闘回数によってイベントが開始したり終了したりするので、最初何も調べずにプレイすると無駄に戦闘回数だけかさんでしまって、殆どイベントをこなさないうちにオールドキャッスル登場→ラストダンジョン→詰む。って流れになる事がありました。
それに、イベントも途中からいきなり巻き込まれて、気づいたら終わってたって事が多かったので、ちゃんとイベントの背景を見ながら世界を旅していきたいと思ったんです。ゲーム中ではそれぞれのイベントで本当に最低限の事しか語られないし、イベントに必須なフラグが少ないから、「よく分からないうちに新しいダンジョンが登場してボスを倒したらよく分からないけどイベントが終わっていた。」と言う状態だったんです、今までのプレイは。それもある意味ロマサガらしいと言えばらしいのかもしれません。
なので、今回はがっつりと攻略情報を見ながらのプレイです。と書くと、「攻略をなぞって面白い?」と思われそうですが、前述の実況動画で語られていたり自分で調べたりした世界のバックボーンを踏まえつつ、世界を回って各地で同時に起こっている色んな出来事にちゃんとした形で関わりたいと思ったんです。実際、ちゃんとイベントを見つつ三拠点回ろうと思ったら、それなりに考えてプレイしないと行けないので、それはそれで楽しいです。昔から、ゲームに関してはプレイしている時間以外のゲームの事について考えている時間が結構好きでした。小学校でドラクエが流行った時は呪文が書いてある下敷きを眺めたり、中学でFF5が流行った時はジョブとアビリティの組み合わせを延々考えたり、持ってもいないゲームの攻略本だけ買って読んでプレイした気になったり……なんか暗い子ですね(笑)
閑話休題。
とりあえず、プレイにあたって時間経過で消えるイベントに気を付けないと。今回の自分のプレイだとネックになりそうなのはこれくらいかな。
- 皇帝の奇病(時間経過でメルビルが襲撃される。ピラミッドに入る手続きが面倒)
- 水竜の棲む湖(時間経過で生贄の儀式が終わってしまう)
- ヴァンパイア(時間経過で村が滅んでヴァンパイアの情報が聞けなくなる)
- コンスタンツ誘拐(時間経過でテオドールイベントが始まってしまう。)
- その前のイベントである騎士団の誇りの終了が早い
それと、デスティニーストーンに関しては、エメラルドのイベントの開始が比較的早くて、オブシダン取得イベントがほぼ最終直前ってのが罠っぽい。エメラルドの取得条件が、それ以外のデスティニーストーンをすべてを持っている事で、エメラルドのイベントは一度しか魔の島に行けないみたいだから順番を間違えないようにしないと。
なんだかんだで、今は既にコンスタンツが終わって、次は水竜に行こうかと言うぐらいまで進んでるんですけどね。HPが200ちょいだから中盤に差し掛かったところ辺りかな。
いきなり、「WSCのロマサガをクリアしたよー」とBlogに書くのも突然すぎるので、取り急ぎ開始報告のエントリーだけ書いておこうかなと思った次第です。
最後に今のメンバー構成。今回はWSCで敵が避けにくく戦闘回数が増えそうなので、4人PTで進めています。装備代がかからないし、正面以外から敵にぶつかっても比較的陣形が崩れにくいし、何より戦闘がサクサク終わる。
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アイシャ(主人公、左利き)
- アイアンソード
-
シフ
- ヴェルニーソード
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バーバラ
- スピア
- 聖杯
-
ミリアム
- ヴェルニーの弓
- メイジスタッフ
前衛 | 中衛 | 後衛 |
---|---|---|
アイシャ | ||
シフ | バーバラ | ミリアム |
(2011.10.30)デジカメファイルのリネームバッチ
完全に自分向けの覚書。
デジカメファイルをBlog用にリネームする自分用スクリプト。
カレントフォルダに存在するjpgファイルをアルファベット若い順に連番リネームするバッチファイル。ファイル数1000以上は未対応。細かいチェックは全部無し。
@echo off
setlocal enabledelayedexpansion
set FILE_NAME_HEADER=test_
set JPG=.jpg
set ZERO=0
set /a cnt=1
for /f %%A in ('dir *.jpg /b /o-n') do (
if !cnt! GEQ 100 ( ren %%A %FILE_NAME_HEADER%!cnt!%JPG% )
if !cnt! GEQ 10 ( ren %%A %FILE_NAME_HEADER%%ZERO%!cnt!%JPG% )
if !cnt! GEQ 1 ( ren %%A %FILE_NAME_HEADER%%ZERO%%ZERO%!cnt!%JPG% )
set /a cnt+=1
)
DOSで使う比較演算子を初めて知った。
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比較演算子
- EQU 等しい
- NEQ 等しくない
- LSS より小さい
- LEQ 以下
- GTR より大きい
- GEQ 以上