Marumaru's TinyPlaza
(2013.12.22)北海道に行ってきた
少し前、上手い事日程の調整が出来たので、2泊3日で北海道に行ってきました。北海道は友達に会いに前々から行きたかったんですが、中々予定が会わなくて……。航空券の場合、安くしようと思ったら早くから日程決め打ちで予約しないといけないのが辛いところ。
今回は航空券とホテルだけ付いているフリーのパック旅行を使いました。観光シーズン手前の平日出発の日程に上手い事はめる事が出来てかなり満足のいく値段でした。何より、申し込みが直前までOKと言うのが一番嬉しい。
今回の旅行は友達に会いに行くのが一番の目的だったんですが、備忘録も兼ねて道中の観光部分を写真中心で書いていきます。
一日目
札幌
そして2時間もしないうちに千歳空港について友達と合流し、そのまま札幌へ。北海道って飛行機だと本当にあっと言う前です。フェリーで30時間かけて行ったのは何だったのか……。でもまあ、船旅には船旅でしか味わえない魅力があります。
今回、雪道をスニーカーで歩くと滑るからと言う事で、靴に取り付ける滑り止めを用意して貰ったんですが、これが良い仕事をしてくれました。足先にスパイクが付いてアイスバーンの路面でもがっちりグリップを保ってくれました。これが無かったら何度も転んでいたと思う……。
近所のラーメン屋さんへ。
開店直後と言う事もあり、箸が隙間なく詰まっていました。
札幌と言えば!と味噌ラーメンをいただきました。体が暖まる味でした。
大倉山ジャンプ競技場
1972年の冬季オリンピックでジャンプ競技が行われた、大倉山に行ってきました。山と言う事もあり、日陰には雪が割と残っていました。
リフトに乗ってジャンプ台の上へ。リフトは微妙に揺れるのと足元がスカスカだからちょっと怖い……。
ジャンプ台の近くにある展望台だからの景色。札幌が一望出来ました。こうやって見ると、北海道は「大地」だって思います。
展望台の売店。日本最高「級」ってところが慎ましくて良いですね。
ってことで、最高級のソフトクリームです。美味しいんだけど、ラーメンの後だったからちょっともたれちゃいました。
併設されていたウインタースポーツミュージアムも見学してきました。
冬季五輪関係の展示の他に、体験型のアトラクションがあって楽しかった。ボブスレーやクロスカントリー、ジャンプやスケート等をゲームセンターのような感覚で体験してきました。目で見るのも興味深いですけど、体を動かすと更に面白いです。
雪ミク市電
札幌の街で冬季限定イベントとして行われる、市電の雪ミクラッピングを見てきました。
年を重ねる毎に開催期間が延びているようで、今回は2013年11月18日(月)- 2014年3月28日(金)と札幌で雪が観測されるであろう期間の殆どがラッピング市電の運行期間となっていました。
暫く、雪ミクさんをお楽しみください。
せっかくなので市電に乗ってきました。運行区間をぐるっと一周分、時間にして45分程の観光でした。
車内では藤田咲さん演じるミクがアナウンスを行っていました。VOCALOIDのサインがあったり、何より驚いたのが広告枠が全て雪ミクやVOCALOID関連で埋まっていた事。大人が本気を出すとすごいね。
しかし、今回の雪ミク、確かにすごく可愛いんですが……ミクさんの要素がかなり薄まってきている気がする。
大通公園
テレビ塔を臨む立地にある大通公園付近を観光。
大通公園では姉妹都市であるミュンヘンと絡めたお祭りがやっていました。
入口。公園の中に屋台が食べ物やお土産物の屋台が並んでいました。大好きなホットラムが堪能出来て幸せでした。ホットラムにするならベースはバカルディが合うと思うの。そのまま飲むならレモンハート辺りが好き。
お土産物でマトリョーシカが売っていたので自分用に買ってきました。マトリョーシカって、開けても開けても中から出てくるギミックがワクワクして好きです。
このマトリョーシカ、大きさは5センチを切るような小ささなんですが……
なんと、中に4個も入っています。撮影用に中身を取り出しながら、出しても出しても続きがある感に浸っていました。
公園内もライトアップされていました。電飾に青色発光ダイオードが使われるようになってから鮮やかな彩りになったと思います。
雪の中に光るイルミネーションはとても綺麗でした。
月とテレビ塔とイルミネーションが一緒に収まったお気に入りの一枚。
テレビ塔の下にあった撮影スペース。
テレビ塔の展望台からの景色。上に見える灯りがお昼に行った大倉山ジャンプ台のライトアップです。この景色自体が大きなクリスマスツリーになっているそうです。
二日目
痛タクシー
札幌にきたなら一度は乗ってみたかった痛タクシー。雪ミクと言い、札幌はキャラクターが上手に観光に関わっている気がします。
せっかく乗るならちゃんと撮影したいな……ってことで、宿泊しているホテルからタクシーを呼んでロータリーで撮影すると言う暴挙!
左側。改めて目の前で見ると、その存在感に驚かされます。
ラッピング内容は一定期間で変更されているらしく、この時は北乃カムイって言う北海道のアイドルらしいです。
ミクのデザインでお馴染みのKEIさんが描かれたキャラクターなんですが、車の各面にそれぞれ別のイラストレーターの方が描かれたカムイさんが居ました。
後方
右側
正面。KEIさんの絵ですね。
カムイさんのPOPがあったり
カムイさんのPVが流れていたりと、内装も凝っていて乗っていて楽しいタクシーでした。
北海道庁旧本庁舎
痛タクシーに乗って辿り着いたのは、「赤レンガ」の愛称でお馴染みの北海道庁旧本庁舎。庁舎前でタクシーを降りた時の周囲の視線が今でも忘れられない……。
正面入り口。何と言うか非常に写真映えのする建物でした。
ここにもマトリョーシカの展示が!
ナコルルさん!ナコルルさんじゃないですか!!
北海道開拓の歴史や開拓によって住む場所を失っていったアイヌの人々についての展示がありました。今まで知らなかったのですが、北海道の開拓って明治になってから本格的に始まったぐらいの歴史が新しいものだったんですね。開拓使って言葉も初めて知りました。
そんなに歴史が新しい街だからこそ、街の区画整理も本当に綺麗だし、結婚式のご祝儀等の文化も合理的だったんですね。
三日目
旭川
3日目は旭山動物園に行くために旭川に向かいました。移動時間が長いので、朝一でホテルを出たのに動物園の滞在時間は2時間程度という有様。
旭川駅のウェルカムボード。
ここでようやく積雪の街並みを見る事が出来ました。
駅の中にあったアイヌ資料館。
名前の響きがいちいち格好いいんですが。
神に対する祈りの儀式らしいです。
格好いいのでキーホルダーサイズのレプリカがあったら欲しかったんですが、ありませんでした。無念。
バス待ちで立ち寄ったセイコーマートにて。セイコーマートってやたらとワインの品揃えがよくて驚く。
名古屋に居た頃に好きでよく食べていた山頭火、実は旭川が本店でした。
ってことで、本店の味を食べてきました。外が寒いから暖かいラーメンは本当に美味しかった。ここの塩ラーメンは好きな味です。
旭山動物園
旭山動物園は普段はなかなか見られない北国の動物が見られると言う以外に、動物の魅せ方がすごく上手いと思いました。動物ごとに建物が別になっているんですが、殆どの建物が2階~3階の構造になっていて、動物を横からだけじゃなく、上からや下からも見られるようになっていました。
水の中にトンネルが通っていて泳いでいるペンギンを水の中から見れたり、小動物の視点でシロクマを見れたり、建物の中に透明なトンネルが通っていて、その中をアザラシが泳いでいたり、etc…。見ていてとても楽しい動物園でした。
特急とバスを乗り継いで旭山動物園に。
「寒さの中に息づく命。」と言うキャッチコピーが似合う場所でした
気温は-5.9度。風が無くて快晴だったのと、防寒具をしっかり用意していたのでそこまで寒さは感じませんでしたが、もし吹雪だったりしたらと思うと想像するだけで凍えそうです。
トンネルの中から見上げたペンギン。
上から見たペンギン。思ったよりペンギンの数が多くてテンションが上がりました。
あざらしにエサをやる「もぐもぐタイム」なる時間に遭遇出来ました。
もぐもぐタイム続き。思ったよりあざらしが素早くて驚いています。
トンネルの中を通るアザラシ。なかなかアザラシがトンネルを通らないので周りの人がシャッターチャンスを狙っていました(笑)
ほっきょくぐま館の看板が案内看板が可愛かったので。
このカプセルから頭を出すことで、小動物の視点でほっきょくぐまを見られるらしいです。
カプセルから見たほっきょくぐま。本当に目の前だったから大迫力。
ほっきょくぐまが可愛かったので写真多めです。
正面から見たほっきょくぐま。ほっきょくぐまの毛はちくわのように中が空洞になっていて空気が入っているらしくて、暖かくて軽いそうです。
レッサーパンダ
シロフクロウ。雪と一体化しすぎていて雪の塊があるようにしか見えませんでした。
オオカミ。完全に飼いならされている感が漂っていました。
エゾシカ
シマフクロウ。全然こっちを向いてくれなかった。
チンパンジー
ヤギ。北海道と言う事もあって銀の匙が頭をよぎっていました。
ポニー。足が短いところが何とも言えず可愛い。
動物園の端にひっそりとあった慰霊碑。
かば館の看板。
下から見たかば。思っていたより大きかった。モンハンだと雑魚なのに、これは勝てる気がしない。
迫力に溢れるかば。
キリン。って言うかきりんはこんな寒い場所で飼う動物じゃない気がするんですが……。
ダチョウ
上からみたキリン。
動物園入り口の写真撮影場所。せっかくだからここで写真を撮ってもらおうかとも思ったんですが、どうも自分が映ってる写真は好きじゃないのでモニュメントだけ。
売店のサンタ仕様ほっきょくぐま。
新千歳空港
雪ミクキャンペーンに合わせて新千歳空港で買い物袋が雪ミク仕様になっていると聞いていたので、途中でお土産を買うのを控えて帰りの新千歳でまとめて買おうとしていたんですが、電車が雪で遅れに遅れて全力ダッシュしながら買い物をするはめに。しかもフライトの時間を勘違いした事も重なって、まさかのランボー怒りのフライト10分前チェックイン……本当にすみませんでした。
雪ミク買い物袋、紙袋編。買い物をした時に特に指定しなければこの袋に入れてくれるみたいで、新千歳空港がコミケ帰りみたいになっていました。この袋だと持ち歩くのに抵抗がある人も多いと思うんだけど……大人の本気って怖い!
雪ミク買い物袋、ビニール袋編。透明な袋なので柄が分かりやすいように中に白い紙を入れて撮影しています。こっちの袋だと中身を入れている状態ならミクさんの柄は殆ど見えないんですが、袋の中身は丸見えになってしまう罠。なんと言う羞恥プレイ。
(2013.12.23)中川イサトさんのギターを聴いてきた
喫茶店でミニライブがあると友達に誘われて行ってきました。
場所は笠岡にある喫茶店「カフェ・ド萌」ちょくちょくとライブが開かれている喫茶店らしいんですが、オーナーの人脈のおかげで普通は笠岡に来ないような人が来てくれるて友達料金で演奏してくれるんだとか。
入口はこんな感じ。笠岡の駅から徒歩で行ける距離にあるんですが、道が一本外れているので知らないと中々辿り着けない場所だと思います。
お店の中。音楽好きな人が集う個人経営の喫茶店って雰囲気です。店内は十数人入ればいっぱいになるぐらいのお店。だからこそ、間近で聞く事が出来るんですが。
この日のライブは、中川イサトさんとザビエル大村さん。中川イサトさんは以前に「五つの赤い風船」と言うフォークグループのギターをされていたらしいんですが、調べていて「遠い世界に」のグループだと知り、あぁーーと言う感じでした。
そんな事よりも、演奏が本当にすごかった。リズム隊居ないのにリズムがぶれないとか、アルペジオ弾きながら歌ってるとか、そういう技術的なところじゃなくて、ギターの音色が本当に心地良かった。
ギターが上手い人の演奏に対してギターを「泣かせる」って表現を使うけれど、本当にそんな感じがしました。時には激しく、時には静かに、ジャンルもジャズやブルース、フォークソングと幅広くて、手の届きそうな距離から聴こえる音色にうっとりとしていました。気付いたら目を閉じて聞き入っていて、演奏時間の2時間があっという間でした。
ギターってとかく技巧が目立つ事が多い楽器ですけど、曲に合った音をギターで表現出来るって素晴らしい事ですね。しかも弾いているのが白髭の似合う初老の方なので余計に様になってる。
本当に楽しいひと時を過ごさせて貰いました。
このお店はちょくちょくと色んな人がライブをしているので、スケジュールをチェックしながら今後も行ってみたいところ。やっぱりアットホームなライブって良いですね。
(2013.12.31)(game)WHITE ALBUM2
大晦日に年越しの準備をしながら、今年やり残した事が無いかと考えていると、年末に狂ったようにはまったWHITE ALBUM2の事を書こう書こうと思ったまま書いて無かった事に気付いたので、今年中に書くべく紅白歌合戦を見ながら書いています。
そもそも
WHITE ALBUMは発売当時にプレイしていて、今でも大好きな作品でした。主人公にトップアイドルの彼女が居る状態で始まる展開が印象的で、大学やテレビ局、バイト先等で知り合うことになるヒロイン達との間で揺れ動く心情が本当に上手く描かれていました。
そんなソフトのナンバリングタイトルだったんですが、ゲームの方はプレイする機会を逃していたところにアニメ化が決まり、アニメにはまっていたところにTwitterで知り合った人から「WHITE ALBUMが好きならはまるはずなので是非PC版で」と勧められてプレイに至ります。
このゲーム、PC版では前編(introductory chapter)・後編(closing chapter)に分かれているんですが、DLでセット版が出ていたので私はそちらでプレイしました。セットになってレーティングに合わせてシナリオを一部変更したものが、PS3とPSvitaでも出ています。
で、どれくらいはまったかと言うと
10日間程、寝食仕事以外の可処分時間を全て費やすぐらいに「のめりこんで」しまいました。仕事が終わって夕飯を食べてお風呂に入ったら部屋に籠って21時前ぐらいからWHITE ALBUM2を始めて、時計を見る度に1時間ぐらい針が進んでいて26時ぐらいになったら、まだまだ続きをやりたいけど時間切れだから寝る!そんな生活を10日ぐらい続けていました。
ちょっと身辺がゴタついていた時期だったので現実逃避の気持ちもあったのかもしれませんが、それを差し引いても齢30歳を超えてこんなにゲームに熱中するなんて思ってなかった。それぐらい気持ちよくのめりこんでいました。展開がずっと盛り上がっていて続きが本当に気になるんですよ。プレイした人向けに言うと、シュタゲの紅莉栖ENDからの盛り上がりがずっと続いている感じでした。
人間、プライベートな時間を全て虚構の世界への誘いに費やすと、こんなにも現実と虚構が混ざり合うんだって実感するぐらいの危ないはまりかたでした。現実の世界にヒロインのかずさが、雪菜が普通に存在しているような感じがしていました。
WHITE ALBUM2の魅力
WHITE ALBUM2のすごいところは、シナリオに所謂、飛び道具的な要素を使っていないんですよ。例えば、人の死であったり、奇蹟が起こったり、タイムリープや異世界からの使者、仮想世界やリフレクターデバイス、etc……。そんなぱっと見で興味を惹かれるような要素を一切使わずに、人間関係と心情描写だけでプレイ時間40時間超のストーリーを書ききっています。
ぶっちゃけると、このゲームのテーマは「浮気」なんです。こう書くと、誠○ね!ってフレーズが浮かびますがそれは置いておいて。浮気って普通に考えれば良くない事ですし、そんな事をする登場人物は叩かれても仕方が無いです。ですが、この話に悪い人は誰も居ないんです。登場人物全員が良い奴で人の気持ちが分かるからこそ、みんながそれぞれ自分の誠実を貫いて最善の道を選ぼうと努力して必死に藻掻いて行動した結果、事態が複雑に絡み合ってしまい、「浮気」や「修羅場」と言った状況が発生してしまいます。
そして、その過程は前述の通り、プレイ時間にして40時間超、物語中での何年間もの歳月と言う圧倒的なボリュームで描かれているので説得力があるんです。人の気持ちは時を経る事によって変わっていくものです。愛しい人との蜜月は時を重ねる事で信頼へと変わるかもしれません。様々な別れから生じる悲しみは時間が癒してくれるものなのかもしれません。忘れられない人への深い想いは時と共により深まっていくものなのかもしれません。
そんな長い年月をかけて移り変わっていく登場人物の心情を長いプレイ時間を通じて見せてくれます。しかもマルチエンドなので「もし、この時こうやっていれば……」というIFのストーリーを見せてくれるのはゲームならですね。よくある○○ルートって感じの終わりだけ変えた感じじゃなくて、共通部分はあるけれどそれぞれの展開の結末をこれまたしっかりと描いてくれているので、感覚的にはすごく面白い長編小説を5,6冊読んだような気分でした。
Nagale 改めまして、その折はどうもでした。
レポート拝見させて頂きました。二日目、三日目も大変充実されていたようで何よりです。
……次は吹雪と雪かきを体験しに来て下さい~(w (2013/12/25 23:43:03)
Marumaru 今年もよろしくお願い致します。
自分のBlogなのにコメントを全く見ていませんでした。お返事が遅くなって申し訳ないです。
北海道では本当にお世話になりました。食べ物が本当に美味しかったです。
機会を作って今度こそは吹雪の北海道に行ってみたいですw (2014/01/04 16:49:12)