Marumaru's TinyPlaza

(2024.07.04)(book)りゅうおうのおしごと! 19巻

『りゅうおうのおしごと!』19巻/白鳥士郎


ラスト2巻!と言う事で物語が盛り上がってきました。

フィクションと現実が切磋琢磨して鎬を削り、現実の方がフィクション顔負けの状態になっている現在の棋界ですが、フィクションならではの強みを見せて差別化を図っていて、更には登場人物同士の関係も最高潮を迎えようとしています。この作品、なんでこんなに面白いんだろう。

しかし、現実もフィクションもAIによる研究が主流となり、人間の一生分の研究の何倍もの試行を重ねたAIが作った棋譜が勝利には不可欠なものとなる中。それはでプロ棋士の存在とは何なのだろうか?という問題が常に付きまといます。

そんな中、あいが聞き手を務めた対局が終局を迎えた時に紡いだ言葉「お二人で創り上げた美しい作品が、この手で完成しました」まさにこれなんですよね。勝負であるから勝利を目指すのは当然、だけれど勝ち負けを競い合う中で、二人の棋士が自分の人生を背負って打つ手、それが創り出す棋譜はAI同士が作る棋譜とはまた違った意味があると思っています。

この作品のこの話をする度に幾度となく引き合いに出していますが、藤井聡太先生が以前に仰られた「今の時代においても、将棋界の盤上の物語は不変だと思います。その価値を自分自身、伝えられればと思っています」が本当に全てなんですよね。様々なものを背負った個性豊かな棋士達が、将棋盤という舞台の上でお互いに紡いでいく物語をこれからも感じていたい。

そして感想戦。まさかこの二人がこう繋がるとか思わなかった。特に桂香さんは好きなキャラだけど将棋面ではもうあまり活躍が無さそうな感じだったから、この展開は嬉しい限り。物語の中だけでもいい、コツコツ頑張っている人が報われる展開は嬉しい。



(2024.07.25)河原で焼き鳥してきた

友達から美味しい鶏肉を頂いたので、これは是非とも炭(焚き火)で焼きたい!って事で仕事後に急遽河原に行ってきました。

設営終わり。先日のPrimeDayで買ったランタンポールも使ってみたかった。普段はトライポッド等に吊るしていたんですが、高さが低かったので高いところに吊るしてみたかったんです。

しかし良いですね。タープとランタンポールとチェアがあると設営の見た目が非常に自分好みな感じになりました。この3つだと小さく収納出来るので、映える見た目と収納性が両立出来て良い感じです。

映えるのは良いとして実際はこの高さにオイルランタン吊るしても実際の灯りとしてはほぼ使えないので、メインの灯りはヘッドライトです。USB充電の小型ヘッドライト便利過ぎ。ただ、お手洗いから帰る時は目印になっていいです。

今日はお酒が飲めるので焼酎ハイボールで乾杯。板わさは簡単に作れて好きです。一手間でなんかそれっぽい感じに。

一息ついたところで焚き火開始。湿ってて火のつきが悪い。で、料理用にと知り合いから頂いた薪ストーブ用の太い広葉樹を持って行っていたんですが、まあこれが割れない。10分ぐらい悪戦苦闘して何とか1回割れたんですが、これでは撤収時間に間に合わないし、そもそも広葉樹に全然火がつかない。

仕方ないので、焚き付け用の針葉樹で調理する事に。お役御免となった広葉樹は隣でテントを張っていたキャンパーの方に貰って頂ける事になりました。ありがとうございました。

炭が出来てきたので手羽を投入。

良い感じの香りがしてきました。

食べ頃になったので付属の伯方の塩を潤沢に振りかけます。

焼けました!頂き物のサッポロクラッシックと一緒に。

焚き火の前で手羽先っていう肉々しい部位を蛮族のようにむさぼり食べてます。もう滅茶苦茶美味しい。焼いた肉を塩だけで食べるのがこんなに美味しいだなんて。

河原で食べている事もあって、気分は完全に最近読んだダンジョン飯の迷宮地下4階でした。セイレーンが出てきそう。

手羽先を堪能した後に第2段のねぎまを。この辺り、正直忙しすぎて写真を撮ってる暇があまりありませんでした。やることが……やることが多い!

あと、虫がもう滅茶苦茶多い。虫除けスプレーと蚊取り線香を両側から同時に点けていたんですが、全く効いてません。と言うかヘッドライトに虫が集まってきてつらい……。

ちょっと一段落で焚き火の世話を。この瞬間がね、もう最高なんですよ。猛暑でしたが。

〆の焼きおにぎりと野菜サラダを。そして定番のレモンサワー。なんだかんだで結構飲んでます。ただ、汗がすごくて飲んでる割にお手洗いに全く行きたくないっていう。

そして撤収。ありがとうございました。

酔った状態で真っ暗な中、撤収をするのは割と大変。荷物は出来るだけ少なくしたんですが、焚き火調理した時点でどうしてもある程度は増えちゃいますね。

荷物をまとめて駐車場で迎えを待ってます。暗闇の中にオイルタンタンの光とザック……今回も自分が楽しい感じのデイキャンが出来ました。ただ、今度はもっとゆっくり行きたい。




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