Marumaru's TinyPlaza

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『THE 有頂天ホテル』

舞台は大晦日のとあるホテル。ありえない事件が続発する中、それに関わる色々な人の運命が絡まり合って物語が紡がれていく。果たして無事に年明けを迎えることが出来るのか……と言った内容のコメディ映画。

俳優さん達の顔ぶれがすごい豪華。俳優さんに疎い私でも顔だけなら分かる！って人が多かった。俳優としてのYOUさんを初めて観た気がする。

内容なんですが……正直微妙。尺が2時間ちょっとあるんですが、前半1時間半が細切れのエピソード過ぎてちょっと退屈でした。コメディ映画らしく一発ネタで笑う事はあったのですが人物の繋がりが中々進まない。

先に「大停電の夜に」を観ているので、どうしても比較になってしまいますが、こういう系のお話は見ず知らずの人達の運命がどう絡まり合っていくか。という部分が一番面白い部分だと思っているんです。が、その絡み合いがあまり無かったのが残念。

前述の「大停電の夜に」では、クリスマスの夜を舞台に、東京が大規模停電になるという非日常の中で、全く関係無かった人達の運命がパズルのように絡まり合っていく流れが非常に美しかった作品でした。

逆説的に言うと、有頂天ホテルでは、ホテルという限定された場所の中、通常営業をしている大晦日の中で、本当に多くの人達を破綻無く絡ませながら年明けという大団円に持って行く構成は素晴らしいのかもしれない。