『生贄のジレンマ』ネタバレ感想&ツッコミ 箇条書きで。 ・表紙をめくったところのページで生存者数のネタバレするのやめてー。おかげで、下巻を読み出した時の「嫌な予感しかしない」感が酷かった。 ・論理ゲームのゴールを天使と悪魔の2パターン用意している展開が面白い。校庭から一番離れた場所「屋上」と「生贄の穴の底」それぞれで迎える卒業式。 ・投票システムの扱い方が上手だった。後、ダミー生贄。基本ルールの拡張という感じで。 ・仄めかしはあったけど、「生贄の穴」の底の人って生きてるよね?表紙めくったところの生存者数と矛盾が・・・・・・。でも、生きていないと終わり方としては酷すぎる。 ・最後の「全てを教えてくれる人」って会話内容からして愛花先生だよね?それが分かったところであまり意味は無いけれど。 ・と言うか、「誰が何の為にゲームを開催したか」と言う部分を完全に切り捨てているのがある意味清々しい。ある意味「セカイ系」なのかもしれない(笑) ・一番現実味を感じなかったところ。死体を身の丈程あるロッカーに入れ続ける作業は、そんなに楽ではないと思うんだ。 ・アニメ調のバニーが気になるんだ。 ・とりあえず、この作者の他の作品も読もうと思った。レビューを見る限り、ずっとこんな展開で書いている作者らしいし。