Marumaru's TinyPlaza
(2013.09.30)雨にまつわるエトセトラ
運転しながらラジオを聞いていたらDJさんが話していたんですが、歌詞に天気が登場する邦楽の中で6割が「雨」と言う単語を含むんだそうです。
その番組の中で「あなたの中で雨の歌と言えばなんですか?」みたいな話題をやっていたので、ラジオを聞きながら自分でも考えてみました。
私の中でぱっと浮かぶ雨の歌はこんな感じでした。
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雨の物語/イルカ
- 今更言うまでも無いですが伊勢正三の歌詞は本当に素敵です。情景を書く事で心情を描く歌詞と言うのは歌に入り込めます。
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Squall/福山雅治
- 初めて男性の曲で色っぽさを感じた記憶があります。福山さんの姿・声で「私、恋をしている」なんて言われたら反則だと思うんだ。
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雨の日の過ごし方/林原めぐみ
- この歌でパンダイルカの存在を知りました。雨の日だからこそ雨の日にしか出来ない楽しみ方をしよう!と言う前向きさが好きな曲です。
雨と言えば涙の隠喩として使われるから、涙が出るような心情を描いた曲の描写に合うんでしょうね。誰にだって泣きたくなる時はあるから、その心情を雨を使って素敵に描けば皆の心に響くのは当然だと思います。
それに、日本語には雨に関する単語が多く存在します。直接雨が入る単語を思いつくままに並べるだけでも、「梅雨」「五月雨」「時雨」「天気雨」「雨宿り」「雨足」「霧雨」「村雨」etc……。他にも「天泣」「秋霖」のように雨の字は入っていないけれど雨を現す言葉、それに「蝉時雨」のように物事を雨に例えてみたり。
日本人ってどれだけ雨が好きなんだよ。って書いていて思いました。だけど、風情があって素敵な文化です。そんな言葉が生まれるきっかけになった日本の四季ですが、最近の気候の変化で熱帯のような天気になっている気がします。「ゲリラ豪雨」辺りがその最たるものでしょうか。今年は特によく耳にした言葉ですが、なんて趣の無い言葉なんでしょうか。そんな天候がばかりが続いてしまうと、先述した言葉で表わされる現象が存在しなくなって、先人が作り上げた綺麗な単語自体が消えてしまうようで悲しいです。書物の中だけの古語になってしまいそう。
関係ないですが、私が一番好きな雨関係の言葉は、天泣と意味はかぶりますが「狐の嫁入り」です。私がこの言葉を日常会話で使う時は、その単語自体が言いたい言葉殆どです。そう、この日記のように(笑)