Marumaru's TinyPlaza

(2014.02.10)ハピネスチャージプリキュア

2話まで見たハピネスチャージプリキュアが予想以上に面白かったので、熱が冷めないうちに勢いで日記を書いてみます。

キャラの性格について

キュアプリンセスこと白雪ひめの性格の面白さ、それをフォローするキュアラブリーこと愛乃めぐみの掛け合いが本当に面白い!幻影帝国の敵に勝てた事が無く「プリキュアをやめたい!」宣言から始まって、いじけて弱音ばかり吐いて……。更には内向的で対人関係が上手くいかず、短絡的で行き当たりばったりの行動をしてしまう。何この斬新な性格。4年前以上のプリキュアは見てないので、もしかしたら歴代のキャラとかぶっているのかもしれませんが。

だけど、新しくプリキュアになった人付き合いの上手いめぐみに「プリキュアになったばかりだから分からない事ばかり。先輩、教えて!」と下手に出て煽てられるとすっかりその気になってしまう。この辺りが非常に人間くさくて好きです。

前作ドキプリのヒロインである相田マナは誰にでも好かれる世話焼き委員長で熱血漢って言う完璧超人っぷりで、これはこれで良いんですが、少し聖人君子すぎて面白みにかける部分があったんです。

そして、ワガママなひめをフォローするめぐみの素の良い子っぷりが見ていて本当に気持ち良い。強い敵を前に逃げだしそうになるひめに対して「今までこんなに強い敵と戦い続けたってすごい。私だったら逃げちゃう。だけど、今まで頑張ってこれたのならもうちょっとだけ頑張ろうよ。」(詳細は違いますがニュアンスだけ)何この完璧なフォロー。マナのように自分が全部片付けてしまうのではなくて、あくまでフォローで「一緒に戦おう」って姿勢が良いです。更には、そんなめぐみに対しても「助けてくれる友達は便利だ」的に腹黒く思っている節があるひめさん。ここまで飛んでる性格だと見ていて楽しい。

キャラ造形について

今までの路線とはがらっと違う、「80年代~90年代のような」懐かしい感じがする絵柄です。なんか、部分的にケロロの吉崎観音さんみたいな絵柄に見える部分があります。眼の形をはっきりと描いているだけかもしれませんけど。それよりも、演出とヒロイン二人のピンク・水色と言う色設定も相まって「ふしぎ星の☆ふたご姫」を思い出しました。どちらもキャラ設定がお姫様なので、フリフリなドレスです。こういう路線は最近無かったので個人的には嬉しい限り。ただ、変身バンクがあまり動かない割に長すぎませんかね……後々キャラクター増えたら変身バンクだけで相当な尺を取ってしまいそう。

変身について

最初、カードをプリチェンミラーに入れて色んな姿に!ってのを見て、集金に来てるなーと思ったけれど、よく考えれば仮面ライダーはかなり前から同じような事やってるよね。って言うか、それを言い出したら○身合体ロボみたいなのまで遡る事になりそう。

それはさておき、このカードによる変身システムなんですが、色んな職業の格好になれる。ってのが面白いですね。しかも、衣装だけじゃなくて、それぞれの職業に応じた能力が多少使えるようになるってのも良い。敵を倒した時のドロップアイテムで色んな効果が~と言うのは今までもあったけど、職業に王応じた姿に変身出来るって多分初めてじゃないんだろうか。

それに、必殺技も今までのようにいつの間にか新しい技を覚えている、じゃなくて「自分が思い描いた技が具現化する」つまり、技は自分で作るってのが熱いです。新しい技が色々と出てきそうで楽しみなところです。余談ですが、初めて見た時、想いの力が世界を創造るレイアースのセフィーロを思い出しました。

声優さんについて

國府田マリ子さんが悪の組織の女王、クイーンミラージュ役です。國府田さんと言えば自分が見てる範囲で、脇役のおキヌちゃん(GS美神)から始まって、小石川光希(ママレードボーイ)、シャオリン(守護月天)、水瀬名雪(Kanon)等の各種メインヒロインを演じ、最近では実写映画「ライトノベルの楽しい書き方」や「スマイルプリキュア」で母親役を演じられていたので、ここで満を持しての敵のボス役と言うことで感慨深いものがあります。昔、ヒロイン役で演じていた人が母親役を演じる事になると色々と思っちゃいます。大運動会の神崎あかり役の夏樹リオさんがWHITE ALBUM2で雪菜の母親だったりとか。

それと、WHITE ALBUMのマナ役といろはの結花様役で印象が深い戸松遥さんが、ヒロインの一人として出ているみたいです。まだ本編には一瞬しか登場していませんが、ちょっとツンとした感じの元気な演技が魅力だと思っているので活躍が気になるところ。

ED

ドキドキプリキュアで一気にレベルが上がったEDのモーションですけど、ドキドキが「より豪華に」だとすると、ハピネスチャージは「より自然に」って感じでした。多分、もともとの絵柄がグリグリと動かすのに合ってたのもあるんでしょうけど、このEDの違和感の無さは本当にすごい。やっぱりプロが本気で作ったものはレベルが違いますね。

とにかく

最初の数話で「これはちょっと…?」と自分に合わない部分を感じたドキドキプリキュアに比べて、ハピネスチャージプリキュアは最初の2話で、「これは面白そう!」と思った作品でした。明らかに大きい年代の人にすり寄った作りのスマイルプリキュア(面白かったけど)に比べて古き良きヒロインものを現代のエッセンスで再構築しようとしているような感じがしました。




<(2014.02.08)大雪が降った (2014.02.14)NEWラブプラス+のPV公開>