Marumaru's TinyPlaza

(2015.06.12)(movie)楽園追放

『楽園追放 -Expelled from Paradise-』


去年末ぐらいにTwitterでやたら名前が挙がっていたので気になっていたタイトル。やっと見ることが出来ました。というか、これって元は映画だったんですね。(ネタバレ怖くて調べていなかった)

アニメやSFに詳しい人だと、古典からの流れや士郎正宗、押井守に絡めて色々と語れるのでしょうが、細かい事は抜きにして、とにかく観ていて楽しい作品でした。

100分ちょいぐらいの作品なんですが、登場人物が少なくて役割分担もはっきりしているので、初見でも内容とメッセージがストレートに伝わってきました。

「AIを詰んだロボット」と「肉の器に入った電脳」果たして「人間」に近いのはどっち?人の意識の在処は?そして、管理された電脳空間と荒廃した地上、どちらが幸せなのだろう?そんなテーマです。

脚本が虚淵さんという事だけは知っていて、色々と不安なところもあったんですが、直球ど真ん中のSFでした。

しかし、SFロボットものはお金のかかった綺麗な画面で映像で観ると本当に映えますね。CGっぽくないCGの表現が素敵でした。アクションシーンも、宇宙での撃ち合いと地上での泥臭い戦いが、ストーリーに必要な形で織り込まれていたのは大満足。

そして、役者で言えば、ヒロインの釘宮さんの狙い気味のところはあれ、王道なヒロインの魅力的な演技を堪能出来ました。やっぱり釘宮さんは、役者として上手ですね。加えてちょい役の3人組が林原さん、三石さん、高山さん。あまり声優さんの声の聞き分けが出来ない私でも、一発で分かる圧倒的名存在感。なんていうか、贅沢な使い方です。

最後になりましたけど、やっぱりSF……というかロボットものとレオタード的なコスチュームの女の子の親和性はすごい高いと思う。いい意味で見栄えがするし、惹き付けられる。コスチュームにCGならではの光彩表現が入っていたのがすんごく格好良かった。

本当に、劇場の大画面、大音量で見たい作品でした。もっと早く知っていれば……。




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