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(2016.04.17)(book)ミライ系NEW HORIZONでもう一度英語をやってみる

『ミライ系NEW HORIZONでもう一度英語をやってみる』/東京書籍


最近、リニューアルに伴い挿絵が変更になり、(主にエレン先生が)話題になっていた英語教科書のNEW HORIZONですが、同時に話題になっていた、大人向けのスピンオフ参考書(?)のミライ系NEW HORIZONを買ってみました。

NEW HORIZONの登場人物が大人になった後に日本で再開する話で、ストーリーを楽しみながらもう一度英語を分かりやすく学び直せるという教材。ちなみに、私が学生時代に使っていた教科書はNEW CROWNだったのでNEW HORIZONの登場人物にはほぼ初対面です。(たしか、クラウンはメイリンっていう中華娘さんが出ていたはず)

で、さくっと読んでみたんですが、ストーリーがある内容なので読むテンションが上がります。会話中心の文章で読みやすくて実用的。でも、いかにも教科書!という昔習ったような文法表現が入っていて、面白くも懐かしかったです。

欄外に主要な言葉や熟語の説明が載っているので、辞書を使う必要無く読めるのが良いです。それに、一場面が終わる度に文法解説が入っているので、何度か流し読みするだけで、簡単な英語の復習が出来るのではないかと。(一応、全文の日本語訳も載っています)

肝心のストーリーなんですが、表紙に登場している3人の三角関係です(笑)しかも、主人公が鈍感キャラで、「これ何てラノベ!?」ってレベル。裏表紙の帯に「国境を越えた15年ぶりの再会で運命の歯車が回りだす――」なんて書くのは伊達じゃないです。

で、ベタながらも気になる展開に読み進めて行ったのですが、最後の展開が「え?この展開はありなん!?」と思わず口に出してしまいました。最後のオチはちょっと面白い、というか予想外だったので気になる人は是非読んでみて下さい。なんというか、売上次第での続編を見据えている気がする。

ただ、最後のオチの部分がエピローグ的に日本語で書かれていたのがちょっと残念。長くなっても文法解説無くてもいいから、最後も英語で読みたかった。ただ、中学の教科書をベースにしてるっぽいから、ニュアンスやストーリーを上手く伝えきれないと判断したのかな?と。




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