Marumaru's TinyPlaza

(2017.07.15)(book)ルビンの壺が割れた

『ルビンの壺が割れた』/宿のかほる


読者のみなさまへ

ここに公開するのは、ある日突然送られてきた、まったく名前の知られていない著者による、刊行前の小説です。
ものすごく面白く、そして、ものすごく奇怪な小説でした。
あまりにすごいので、私はいまだ、この作品にふさわしいコピーを書けずにいます。
よろしければ、この小説をお読みいただき、すごいコピーを書いていただけませんか。
(ただし結末は絶対に明かさないでください)

なお、以下からお読みいただける〈キャンペーン版〉は、2017年8月22日に刊行予定の本を2週間限定で事前公開するものです。
よって、まだ修正途中の原稿であり、2週間が経つと消えてしまうものであることをご了承ください。
詳しいキャンペーン案内はこの小説本文の後に付しました。
まずは、この稀有な小説を、ぜひお楽しみください。
そして、みなさまのご応募を、心よりお待ちしております。

担当編集者 拝

《担当編集者からお願い》「すごい小説」刊行します。キャッチコピーを代わりに書いてください! 『ルビンの壺が割れた』 | 新潮社


  • 《担当編集者からお願い》「すごい小説」刊行します。キャッチコピーを代わりに書いてください! 『ルビンの壺が割れた』 | 新潮社


編集者がキャッチコピーを考えられないから、読者のみなさんが考えて下さい。って、また上手いキャンペーンを考えたなーって思う訳ですけど、それで実際に刊行予定の小説を一冊丸ごと公開されたら、やっぱり気になって読んじゃいます。

「ルビンの壺が割れた」ってタイトルから、色々と考えちゃうじゃないですか。特にこんな企画で公開している作品だから。でも、そういう話ではなかったです。とにかく怒涛の急展開。短い話なんですが、それでも一気に終わりの頁をむかえていました。

ネットを流し見してる時に、体験談とか創作とかフィクションの話とかを開いてて、気付いたら時間を忘れて読んでる事がありますけど、それに近い感じ。文章が横書きだったのと、書き方の形式もあって余計に思ったのかもしれません。

で、読み終わって思ったのは、確かにこの作品に付けるキャッチコピーは困るかもしれない、ってこと。ジャンルが難しいよね。ミステリーには分類したくない。

予備知識ゼロで話題になってるうちに読むのが良さそうな本なので、少しでも気になった人はさくっと読んじゃった方が良いと思います。




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