Marumaru's TinyPlaza
(2023.04.28)初の泊りソロキャン
念願の泊まりソロキャンプに行ってきました。
泊りキャンプ自体はグループキャンプで何度か行ったんですが、どれも夕方に設営して次の日の早朝に撤収という慌ただしいものでした。
なので、たまにはキャンプで泊まった翌朝の時間をゆっくり過ごしたいと思っていて、出来る事ならテントを干して乾かしてから帰りたいと思っていました。
そんな事を考えていた休みの前日、連日続いていた雨がちょうど止んで晴れてきたので、今日行くしかない!と突発的に泊りソロキャンプに出掛ける事にしました。
19:30設営開始で真っ暗な中での設営だったので設営の様子は割愛。
何とか設営が終わったので、お刺身をアテに晩酌。ふたりソロキャンプの彰人さんに影響を受けたキャンプ刺身ですが、外でお刺身を食べながらの一杯は最高です。調理が要らないのも良い。半額刺身最高。
そして焚火。何だかんだでピコグリルもどきの焚き火台は使いやすいです。軽くて設営が楽なのが好き。やっぱり全部一人でやってるから手軽さに勝るものはありません。
今回のニューギア、大きなランタンに火を入れました。キャンプテンスタッグのオイルランタン(大)です。同型の小サイズを持っているんですが、先日観たダンジョンズ&ドラゴンズに触発されて、大きなランタンを使ってみたくなったんです。
小さなランタンは完全に雰囲気アイテムですが、このサイズになるとそれなりに実用性があって良いです。お手洗いに行く道中の灯りぐらいにはなりました。
そして肉。安い赤身をレアで焼いてかぶりつくのが肉を食べてる!って実感出来て好き。本当は大きなステーキ肉の方が雰囲気出るんですが、一口大の肉も楽で良いです。
今回のキャンプで豆のスープを作ってみようと思っていました。豆スープってなんかファンタジーな雰囲気があって憧れがありました。
なんですが、出来るだけ手間はかけたくないので、袋入りカット野菜に水煮大豆、それと一口大に切ってある親鳥を鍋に入れ、ストレートの鍋汁を投入して煮込めば出来上がり。キッチンばさみすら使ってないお手軽料理。
……あれ?これ、豆スープと言うかただの鍋なのでは……。汁もストレート鍋汁使ってるし。まあ、鍋かスープかの定義に意味はなくて、作った本人が豆スープだと言えばそれは豆スープなのです。
ってことで豆スープ完成。結構冷え込んできていたので、体が温まりました。
サイト外観。なんかいい感じなんじゃないでしょうか(自画自賛)。
本気で冷え込んできたのでワンカップを熱燗に。豆スープと熱燗で寒いながらも割と幸せな時間です。ゴトクを使わずに炭の上に直でケトルを置くのが好きです。
と言うか、それなりに飲んでたんですが寒すぎて全然酔いが回らない。
翌日、早朝の爽やかな空気。25時前ぐらいまでグダグダしてたんですが、外が明るくなると自然と目が覚めるもんですね。山の向こうから陽が照って明るくなってくる様子を眺めてました。
お湯を沸かすために焚き火を。お湯沸かすだけならバーナーが早いんですが、昨日の残りの湿った炭に火をつけて炭を熾し、湯が沸くのをのんびりと待つ。その時間がとても心地よい。そう、私はこういう時間を過ごしたかったんだ。
明るくなったのでテント周りを。フライシートをもうちょっと引っ張ってポールが見えないようにした方がいいかも。多分だけど、内側のインナーとフライを留める部分に留め忘れがあってフライの位置がずれてるのかな、と。
やっぱり設営は明るいうちにする方がいいですね。ただ、このテントの設営にちょっと慣れてきた気もする。試行回数は大切。
お湯が沸いたのでコーヒーを。
昨日の残りの豆スープ(≠鍋)を温めていただきます。夜が寒くて焚き火に薪を結構くべてしまって翌日用の薪がギリギリでした。
スープ、残りを全部たいらげたので、朝から結構な量を食べてしまった。でも体は温まったのでヨシ。
朝の時間がゆっくり出来るので、テント等をキャンプ場で乾かしてます。これ、やってみたかったんです。前日までの雨もあってかキャンプサイトが貸し切り状態だったので、手すりを広々と使って干してます。
が、なかなか乾かないのであきらめて撤収して、家で干す事に。ここ、本当に良い場所です。普段は川のせせらぎが聞こえるんですが、この日は先日までの雨で川が増量していて轟々と川の音が響いていました。
夜に友達がちょっと遊びに来てくれたんですが、その時に友達が撮ってくれた写真を貼ります。やっぱりiPhoneのカメラってすごいなぁ。特に炎の映り方がとても綺麗。
いやー、初めてのソロ泊りキャンプでしたが楽しかった。
やっぱり朝の時間をゆっくり過ごせて、夜は食べながら飲めて、焚き火もしっかり出来るのは良いですね。
自然の中で焚火を使って食事をしたい、っていう目的が強い私のキャンプですが、気づけばテントはColemanツーリングドーム、焚き火台はピコグリル(もどき)と本当に定番の組み合わせになってしまいました。
ただ、実際に使ってみて分かったんですが、この2つはどちらも本当に使いやすくて便利です。設営や収納、持ち運び等も含めて本当によく出来ています。
定番のギアって、何やらかんやら理由を付けて外してしまう気持ちもありましたが、定番が定番足り得る理由と言うのはしっかりと存在して、だからこその定番なんだな、と改めて思った次第。
結局、持ち運びが楽で設営・撤収が楽と言う事は、一人でやるソロキャンにおいて、それだけで魅力的な事であり、それ以外の部分に時間やリソースを使えます。
ところで、ツーリングドームLXは本当にしっかりとしたテントなので、2人~3人用と言う事もありソロで使うとかなりゆったりと快適に過ごせる反面、何と言うか広すぎて秘密基地感が足りないのと、片付け&干すのが若干大変というところもあります。
なので、今度は流星群とかの日に、さくっと泊りキャンプをして天体観測とキャンプの間のような事をしてみたいな、と空想しています。
とにかく道具を減らして、ワークマンのBASICテントにマットの地べたスタイル、マットに寝転がって星を見て、寝る時はそのマットをそのままテントに入れて、みたいな。
泊りで一番気になるのは、ギアが夜露で濡れてしまう事で、それを防ぐ為に前室やタープが必要だと考えているんですが、逆に荷物を減らして、濡れても問題ないor濡れてもすぐケア出来る、ぐらいの荷物でさくっと泊りが出来れば荷物が激減して、泊りに対する敷居も低くなりそうです。
そうなった時に一番頭を悩ますのは、焚き火をどうしようというところですね。焚き火をやると焚火台以外に薪や灰の処理が増えるので荷物がどうしても増えてしまいます。
焚き火は諦めて調理はバーナーで済ますか、DODの『ぷちもえファイヤー』のような小型軽量で携行性にも優れた焚き火台を導入しようか、悩ましいところです。
最低限荷物で小さなソロテントで地べたに座って焚き火を楽しむ、所謂野営スタイル、持ち込む小物を極限まで軽くするLXスタイルみたいなものに憧れたりもするんですが、スタイルにこだわっても仕方ないので、(お財布と相談しながら)自分がやりたいことを気持ちよく楽しめるスタイルを探して行きたいと思います。