Marumaru's TinyPlaza
(2024.10.03)(movie)機動戦士ガンダムSEED FREEDOM 特別版
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』特別版
劇場版SEED FREEDOMが年末のBD/DVD発売に際して、500カット超のカットを修正した特別版を収録するとの事。DVDにディレクターズカット版入るのはよくある話、と流していたら、なんでも期間限定でDVD収録予定の特別版を劇場上映するらしい。しかもエンディングにDVD未収録カットを追加するらしい。しかも、上映は2回に分けて行われて、エンディングの追加カットは変わるらしい……。
うん。劇場に6回も足を運んだ映画だし、もう最後まで付き合うよ。修正カットはDVDで観られるとしても、追加カットはこのタイミングでしか見られないんだから、この体験には価値があると思う。後で観たくなって1回目の上映を観とけば良かったと後悔するのは嫌だし。それに、この最後のダメ押しでガンダム映画史上初の興行収入50億達成の一助になれば。
で、結果的にこの判断は大正解でした。自分を褒めてあげたい。
ほぼ箇条書きの殴り書きです。ご容赦下さい。
えっと、もう本当に修正されているカットが多いです。ほぼ全てに手を入れてるんじゃないかってレベル。最初の劇場版は綺麗だったんですが、全体的にアナログ的な補正、一種の汚しが入っていています。それに光の処理が入っています。ライティングやビームの煌めきみたいな処理。この光と汚しの処理によって映像にメリハリがついている気がします。
表情や色合いについても全体的に修正が入っているように見えます。アップだと特にですが、少し特徴的に感じられた表情が全体的に自然になって、リップを始めとした色調のトーンが抑え気味になって優しい感じになっています。口パクや身体の動きも増え、表情や仕草の修正で心情が伝わりやすくなっています。
全体的な背景の描き込みの増加、カットイン処理やモニタ系の描写が細かくなっています。それにアクションシーンも大幅に修正され、見ごたえがあるものになっています。足技の追加多すぎ。
流石に劇場6回とアマプラで数回観ているだけあって、修正点はかなり気づくんです。最初の劇場版と違うをいう違和感を覚えた部分、その違和感が全てプラスの方向に変わっている違和感なんですよ。こんなに嬉しい体験は滅多にないです。6回観に行った経験は無駄じゃなかったんだ……。
最初の劇場版で何点かあった、どうしても気になっていた違和感。それも殆ど直っていました。
- ラクス一行がファウンデーションを訪れた時、パイロット組が帽子を被っていなかった点。
- ラクスがアウラの前でお辞儀をする時の不自然な足の曲げ方。
- ラクスがオルフェからダンスに誘われた時の不自然な手の上げ下げ。
- キラとアスランの殴り合いのシーンのマリューさんのセリフ。言い回しがどうにも冗長で口語として違和感があったんですが、セリフをカットする事で自然な言い回しになっていました。
この辺り、見る度にどうしても違和感を覚えていたので直っていてよかった。なんかラスク絡みばかりですね。なんですが、ラクスとキラがツーリングしている時のラクスが後部座席に普通に座っているシーンは修正入ってなかったんですよね。あれ、ちゃんとしがみついてないと危なくて仕方ないと思うんですが。
細かい部分ですが、ラクスのパーティードレスの色が落ちついたトーンになっていて、オルフェから手渡される花の色と合っていたのは嬉しい。あと、ラクスのネックレスや髪飾りの修正も。
アグネスの髪の毛にグラデーションが入っていて、すごく見映えがよく可愛くなってました。
ラクスがオルフェに押し倒されるシーン、ちょっとパワーアップしてました。
オルフェとイングリッドの最後、爆発前にイングリッドがシートを離れてオルフェに駆け寄るシーンが瞬間的に追加されていました。イングリッドは悲恋過ぎてもう少し報われて欲しかったのでこれは本当に嬉しい。
今の記憶をもとに、もう一度アマプラで最初の劇場版を見直せば細かい修正点をもっと探し出せるのでしょうけれど、そんな不毛な事はしません。そして、本当に良い修正点が多くてまさに完全版と言える内容だったので、年末発売のDVDを買いたいと改めて思いました。
あまり書いてませんがアクションシーンやメカニックシーンの修正は本当にすごいです。ゾクゾクする。
アカツキ光り過ぎ、最高かよ。
そして、EDのバックに追加されたイラスト、EDの追加カットについて。これはもう本当に劇場を観に行った人の特典なので内容は語りませんが、本当にここまで追ってくれた人へのファンサービスでした。行って良かった。 ちなみに、劇場には7人ぐらい居たのですが、全員ソロで中央付近の席を1席ずつ空けて座っていました。そして、EDが終わって映倫の文字が出て暫くしてから追加カットが始まったのですが、誰一人途中で席を立つ人はおらず、皆、古兵だと確信したのでした。