Marumaru's TinyPlaza

(poem)001_時計

「時計」

この世界は大きな振り子時計
命宿りし全てのモノは
その中の無数の歯車の一片
抗えない大きな流れの中で回され続ける

動き疲れて止まりたくても
ただひたすらに
でも……歯車の一つ一つによって
時計は動かされている

どれか一つが欠けても
時計は止まってしまう
ある歯車は思った
回されているんじゃない
この大きな時計を動かす為に
自分は回っているんだと


でも……
この大きな時計は
いったい誰の為にあるの?