Marumaru's TinyPlaza

(poem)052_夏の終わり

「夏の終わり」

部屋に吹き込んできた
思いがけなく冷たい風は

私の回りを漂っていた
いつまでも動かない時間を
全部部屋の外に連れていった

そう私は
居心地の良い幻に溺れていたのかも
焼ける日差しが見せた季節の陽炎に