Marumaru's TinyPlaza

(2016.08.03)小旅行で広島へ行ってきた

大学時代の先輩が浜松から遠路遙々遊びに来て下さったので、広島県を小旅行してきました。

先輩の車はインプレッサのWRX。普段、軽しか乗っていなかったので、スポーツカーの加速が気持ち良かったでです。

家で軽くお話をしていざ出発。広島の北方を目指して進みます。


潮原温泉



車を走らせる事2時間余り、広島県の中国道より更に北、潮原温泉に到着です。ここが本日の宿。

近くにスキー場があるぐらいの豪雪地帯らしく、道路の上に車道の端を示す下矢印がありました。(雪が積もると道路の端が分からなくなって危険な為)この標識、北海道でしか見た事が無かったので驚きでした。

泊まった部屋。駆け足だった為、全体的に写真が適当なのが残念。

ところでこの部屋って多分リフォームしてますよね。奥の椅子を置いている場所って、以前は障子で仕切られた「旅館の例の空間」とでも呼ぶべき場所だった気がします。

温泉を頂いて、夕食。夕食をランクアップするプランで宿泊していたので、本当に豪勢な夕食だったんですが、この写真だけだと伝わりにくいです。

潮原温泉 広島・吉和のサイトより

これは旅館のWebサイトの写真です。これと同じ食事でした。

特に「シシ鍋コース!」って銘打ってあった訳でもないのに、普通にシシ鍋で驚きました。だって、シシ鍋って田舎に住んでる私でさえ、普通に珍しいって思う食べ物だし。

更に、イワナの刺身、ヤマメの塩焼きと川魚三昧でした。川魚は淡く上品な味がして美味しいです。

そして地元産の山菜や茸と、山の幸をこれでもかと堪能させてもらいました。年を重ねてくると、小鉢が並んだ様々な料理を少しずつ頂ける幸せを感じてきます。そんなに量食べられなくなるもんね。

美味しいお酒を飲みながら、会話に花を咲かせながら、地のものを食べる歓び。


三段峡

開けて翌日。宿の近くにある三段峡という渓谷に向かいました。と言うか、三段峡に行きたかったからこの温泉に泊まった訳なんですが。



今回は、この地図の「水梨口」~「黒淵」~「水梨口」~「三段滝」~「水梨口」っていうルートで散策しました。

水梨駐車場に車を止め、黒淵に向かい出発します。歩道が思ったより狭く、割とガチの山道だったので焦っていました。

ここからは黒淵までの道中に撮った写真を。ちなみに片道1時間の距離でした。汗ダクダク。


黒淵

そして三段峡一番の名所、黒淵に到着。なんでもこの場所が発見された時は水深の為、水面が真っ黒だったのでこの名前がついたとか。今は土砂が流れ込んで端の方はそれなりに浅く、水面も綺麗な緑でした。

ここでは渡し船に乗って川を渡ります。この角度から見た、両端の切り立った崖の光景がパンフレット等によく使われる「三段峡の顔」のようです。

確かに、これどこのRPG!?って言うような壮大な景色で、中国の奥地のような、水墨画のようなイメージを受ける光景でした。

渡し船を呼ぶ時は、この紐を引くと船頭さんが船で来てくれます。乗っている時は、竹の棒を使って漕ぎ、10分程かけながらのゆったりとした航行でしたが、呼んだ時は船外モーターを唸らせ1分足らずで来てくれました(苦笑)

黒淵の休憩所でヤマメの塩焼きを食べました。炭火です。ヤマメに串を通して大胆に焼き上げています。

もう本当っに美味しかった。魚を塩で焼いただけでこんなに美味しくなるんだ、って。塩も岩塩みたいな良い塩だったのもあるんだろうけど、歩き疲れてヘトヘトだったのでとにかく塩味が本当に美味しかった。体がミネラルを求めている!

確かに焼き魚を食べるとスタミナ回復するわ。(モンハン的思考)


三段滝

そして行きと同じ道を歩いてスタート地点まで戻り、今度は逆向きに進んだところにある三段滝まで行ってきました 。

さらっと書いてますけど、片道30分ちょっと歩いています。なんかこっちの方が道中のアップダウンが激しかった。

そうして三段滝到着。

いやー、絶景でした。うん。山道を歩き続けた中にひっそりとある秘境的なシチュエーションが感動を更に増してくれます。

これ、RPGだと夜に妖精が現れたり、秘伝の武具やアイテムが手に入ったりするシチュエーションだ!


大和ミュージアム



朝9時から歩き続けて足が痛い。左膝に至っては痛すぎて坂をくだれなくなって、後ろ向きで降りるという体たらく。普段どんだけ運動してないんだって話ですが。

そんな満身創痍で三段峡を後にし、次は進路を南にとり呉へ。目的は大和ミュージアムです。

入り口前に戦艦陸奥のプロペラや主砲の実物が展示してあり入る前からテンションが上がりました。

艦これで見たやつだ!

主砲。大きすぎ。

入り口。

中央吹き抜けに展示してある、1/10戦艦大和の模型。あれ?波動砲が付いてない(違)

そんな冗談はさておき、大和ミュージアム楽しかったです。艦これで多少なりとも艦隊のことをかじっていたという取っかかりがあったので、展示内容を興味深く眺める事が出来ました。

それに比較的地元にあるのに知らなかった、造船所としての呉の凄さ、そしてその裏で、都市が一丸となって造船業を支えている力強さ。

戦争だからとかは関係なく、一つの産業の元、活気に溢れる当時の呉の姿を知ることが出来ました。それに、地元の人がそういった呉を誇りに思ってるんだなって感じる事が出来ました。

ありきたりな言葉ですけど、歴史を史料として保存し、伝えていく事って大事です。


てつのくじら館



大和ミュージアムの向かいにある海上自衛隊の博物館にも行ってきました。

海自がやってるので入館料無料です。

入り口にある潜水艦が印象的なんですが、

この潜水艦、なんと本物で、しかも実際に中に入れちゃいます!

「これは実際に使用されていた潜水艦でアミューズメントではありません」って繰り返し告知されていました。

一面に並んだ計器類。意味は分からないけど、興奮します。

海上自衛隊のマスコットキャラらしいです。デザインが島田フミカネさんって(笑)

肝心の博物館の内容なんですが、機雷(の掃討)に関する展示がメインでした。海上自衛隊の歴史は機雷との戦いの歴史、みたいな解説もされていましたし。

個人的には護衛艦の事を色々と知りたかったんですが、それは色々と問題があるんでしょう。

余談ですが、実物の機関銃が展示してあり、解説に「海上に浮かんだ機雷を破壊する為に使用する機関銃」みたいな長いタイトルが付けられており、あ、そういう建前なら機関銃を展示してもOKなんだ、と(笑)

そして遅めの昼食。時刻は完全に夕方です。せっかくだから艦隊にちなんだものを食べようとしていたのですが、お店が閉まっていたので、売店でカレーを食べました。なんだろう、すごくボ○カレーの味がする。

最後に

一泊二日の小旅行でしたが、付き合って頂いた先輩、本当にありがとうございました。久々にお話が出来て本当に楽しかったです!

日頃の運動不足が祟って、膝や足腰はボロボロになりましたけど、数日で元に戻ったのでこれも良い思い出という事で。



(2016.08.04)(movie)シン・ゴジラ

『シン・ゴジラ』


いやー、面白かった!本当に面白かった。

庵野秀明ってオタクだなーと。そりゃ特撮の洗礼を受けてるガチの特撮好きが作るんだから、面白くないわけが無い。

で、私は特撮に造詣が深くないので、純粋に「面白かった!」って感想なんだけど、この映画って特撮やミリタリーや鉄道に明るい人だと、それぞれの専門分野ですごく色々と語れるんだろうな、って思いました。これを書いたら見て回ろう。

IMAXで観た初の映画だったけど、思った以上に重低音が響いてて良かった。やっぱりアクション映画は劇場で観てこそ。

一応書くけど、内容についてのネタばれしてるので、未見の人は注意して下さい























とは言っても、改めて書くことはそんなに無いので、思った事を箇条書きで。

  • なんだかんだですごく気持ちの良い終わり方だった。
  • 洋画アクションみたいに、とにかく派手にドンパチやるんじゃなくて、非常事態発生時の日本らしい「手続き」や「段取り」「建前」ってところを書いてるのが面白い。日本ならではの特撮であり、アクション。
  • だからこそ、自衛隊が最初の1発を撃つまでの「重み」が表現されているよね、と。
  • 若手を活躍させる為に、総理大臣含めメイン官僚を消しちゃうって展開は斬新だった。
  • ってか、庵野さんって巨神兵好きだよね。
  • 途中で自衛隊が派手にやってたのに、最後は血液凝固剤で~って展開が渋い。多分、初期ゴジラへのオマージュもあるんだろうけど。
  • いくらゴジラが寝ているとは言え、寝てるゴジラの周りのビルに爆弾しかけた人達って特攻隊だよね……。
  • 列車爆弾好きすぎ(笑)都合良く線路の上にゴジラが~なんて野暮な突っ込みはしちゃ駄目ですよね。
  • 列車繋がりで、在来線飛びすぎやろ。振り切ってて気持ち良い。
  • 原発関係は、よく今の時期にやったよね、と。途中で原発投下後の広島の写真が入ってたりと、色々と。「3度目の原発を落とさせるわけにはいかない」とかね。
  • 自衛隊が格好良く描かれてる。後半の幕僚長(?)の「すまん」に対する「仕事ですから」が惚れる。それを言わせたいだけだろ的な。
  • 航空自衛隊の射撃、1発も外してないのが流石。目標が面積の狭い頭部だし。
  • EDスタッフロール、庵野秀明のクレジットの多さもさる事ながら、安野モヨコ、スタジオカラーの多さにも笑った。そりゃまあ、そうなるよね。
  • エヴァBGMの汎用性の高さと熱さ。
  • 明朝体で使用兵器を表記するの、やっぱりカッコいい。オタク大歓喜。
  • まさかの天羽々斬。(パンフレット購入してないので違っていたらスミマセン)




<(2016.07.26)(game)世界樹の迷宮Ⅴの体験版クリアした (2016.09.01)(movie)君の名は。>