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(2017.03.03)(book)ビブリア古書堂の事件手帖7

『ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~』/三上 延


なんだかんだで楽しみに読んでいたビブリア古書堂もこれが最終巻。栞子さんと大輔くんの関係が気になっていた身としては、最終巻らしい展開に大満足でした。今までの登場人物や血縁に伴う人間関係の伏線を綺麗に回収していました。

何より、栞子さんの母親である智恵子さんのツンデレっぷりが凄まじい。最終巻の主人公は彼女と言っても言い過ぎではない勢いでした。ツンデレというか、尖がり過ぎた能力主義って感じはしましたが、序盤の印象と変わり過ぎ。でもまあ、少々強引でも最終巻ぐらいは大団円の方が好きです。

それぞれの本には読んだ人、関わった人の想いが宿っていて、その想いが特に大きな本には、人の一生を左右するぐらいの影響力がある。本を通じて、様々な人間関係が交差して、本の中に込められた想いを読み解きながら進んで行くストーリーは読んでいてワクワクさせてもらいました。

それにしても、栞子さんって細身で黒髪ロングな清楚な佇まいなのに胸はあるんですよねぇ……(挿絵だけかと思ったら遂に本文でも言及されていました)。色々と魅力に溢れるヒロインでした。え?ドラマ版?そんな子は知りませんね……。




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