Marumaru's TinyPlaza

(2021.12.02)(movie)劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん

『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』


PrimeVideoにあったので観てみました。FF3がリメイクした時のCMで、新聞読みながら子供のプレイを眺めてた父親が隠し宝箱の場所を教えるってのがあったんだけど、それなのかな。

(※後で軽く調べたら、ネット原作の物語で、ドラマにもなっていたんですね。)

お互いに分かり合えないでいた父と息子が、ネットゲーム(FF14)を通じて会話をし、昔の思い出等の事もあって絆を確認するお話。何と言うか、この年になると息子側じゃなくて父親側に感情移入して観ちゃいます。

しかし、これ系の話として一番驚いたのが、ゲームの中のやり取りを、ゲーム画面とは別の頭に描いた景色ではなくて、実際のゲーム画面を使って行っている事。ジェスチャーや表情も豊かで、改めてネットゲームの進歩を感じました。さすがFFブランドだけあってグラフィックはすごいですね。と言うか、おかげでFF14の販促に役立っている気がします。映画を見るとFF14の世界に興味を持ちました。

そして、息子のキャラが普通にネカマなのがリアルだなーと。途中で加入する会社の女性同僚さんのキャラもムキムキの男戦士タイプだったりして、ネットゲームでのアバターはリアルとは関係無いっていう部分を分かりやすく演出していました。なりたい自分をロールプレイしている世界だからこそ、現実のしがらみを無視して素直な言葉が出てくる。それは自分もMMOの経験を通じて実感している事です。

最後の展開、ともすればネットゲームにハマっている人によくある光景と言えなくもないですが、お父さんの立場からすれば、それは目の前の困難に立ち向かう為の勇気を奮い立たせる為の区切り。綺麗にまとまった熱い展開でした。

ところで、FF14の実際のところを知らないんですが、レベリングやアイテム集め等の作業になるであろう部分を上手くイメージで誤魔化してました。作中でも言われている「大縄跳び」と例えられるFF14は、PTの息を合わせる事が大事だと思うので、他のLvを上げて殴るMMOよりはe-Sports感があるんでしょうか。(それが原因でギスギスしてるという話も聞きますが)

ともあれ、FF14がプレイしたくなる映画でした。




<(2021.11.21)(book)僕がきみと出会って恋をする確率 (2022.01.17)(book)恋に至る病>