Marumaru's TinyPlaza

(2018.02.07)雪ミク2018について

突然なんですが、雪ミクの2018年Verがとても私の琴線に触れています。

なので、ちょっと雪ミク2018について語ってみます。


デザイン

最初見た時は、ん?と思いましたが、今年のデザインは鶴なんですね。ぱっと見た目のシンプルさとは裏腹に、各部のデザインの拘りが2018年の雪ミクに惹かれた理由の一つです。

鶴の頭を模した髪留め。羽根の意匠を凝らした千早の袖、そして袖先にはミクの象徴である五線譜が金で彩られています。更に、同じく金色の髪飾りには音符と雪の結晶がデザインされています。

そして、ここは個人的に好きな部分なんですが、今回は鶴に合わせて髪を白にしているミクさんですけど、ツインテールの先の部分だけは元々の色である緑なんですよ。で、そこにダメ押しをするかのような白の雪の結晶が。

黒のプリーツスカートにも金のワンポイントが。メインビジュアルでしか確認していないので想像なんですが、袖とスカートの黒い部分が羽根を意識して繋がった柄になっているんだろうなぁ、と。

足元には茶色のリボンが付いていますが、足首の回りだけ色が茶色なんですよね。鶴の足を意識してなんでしょうけど、本当に細かい。

ミク要素、雪まつり要素、デザインの肝である鶴要素が見事に合わさっていて、それが必要以上に主張をせずにさり気無く、でもしっかりと織り込まれている居るところに今年のデザインの秀逸さを感じざるを得ません。

と言うか、ミニスカートの巫女服のデザインって大抵は安っぽくなるものだと自分では思っていたんですが、この雪ミクはそうじゃないんです。ボリューム感のある千早でスカート部分を覆っているのと、全体の高級感溢れる配色が安っぽく感じない原因でしょうか。

もしくは、最初から巫女服という括りではなく、帯をした上半身だけの着物にスカートを穿いて千早を付けた。というデザインなのかもしれません。

配色

白をベースカラ―に、メインカラーとして紺を置き、アクセントカラーで金が入っています。あと、ピンポイントの赤。このモノトーンに寄せた配色に金というのが清楚さと高級感を出していて好きです。式典で使われるようなイメージを受ける配色です。

この雪ミクは、イベントの宣伝として普段は背景を除いた全身画やバストアップ、デフォルメして使われる事もありますが、本人自体が必要以上に主張をせず、色んなものと調和するような控え目かつ上品な配色を使用しているのかな、と思いました。

ですが、メインビジュアルとして使用される際には、背景に朱の鳥居と濃紺の空、そして雪が加わって非常に鮮やかな配色になっています。

この背景が加わったメインビジュアルがとても好きです。

色っぽさ

そして、今年の雪ミクはとても色っぽいです。ニーソックスとスカートに挟まれた太ももの部分、所謂、絶対領域な訳ですが片方が風でめくれてガッツリと太ももが露わになっているのが何とも。

それ以外にも、ニーソックスの端が山形カットになっていたり、太ももの下がソックスで押さえられて少し凹んでいるところとか、何より太ももの肉感とか色々と公式ビジュアルらしからぬけしからなさです。

表情

これも今年の雪ミクに惹かれる大きな理由です。メインビジュアル名のに満面の笑みではなく、はにかんだような微笑み。

歴代雪ミクのメインビジュアルで満面の笑み(口角が上がってる)以外なのってすごく珍しいんじゃないでしょうか。

だからこそ余計に、その瞳の向こうに何があるのかと色々と考えてしまいます。

ストーリー性

そんな風に考えていると、デザインテーマが鶴ということで、やはり最初に浮かぶのは童話の「鶴の恩返し」でしょうか。罠に掛かったところを助けられた鶴が、お礼に自分の羽根で織った布を贈る話ですね。

童話で鶴が贈ったのは布ですが、この雪ミクは何を贈ってくれるのでしょうか?雪ミクが溶け込んだ地域、雪ミクが成功させるさっぽろ雪まつり、ミクの歌声が響く北海道の大地、そんな幸せな未来でしょうか。

そんな中で鶴に扮したミクは、その表情の奥に何を想っているのか。雪が吹き荒ぶ中、鳥居の前で三番叟を鳴らすミクが未来の為に捧げたものは何なのか。

と、そんな妄想をしてしまうぐらいには好きです。

結局

  • 鶴と雪ミク、そしてミク自体の要素を上手く盛り込んだデザイン
  • 上半身の服がボリューミーなのと対比して健康的なお色気を出している太もも
  • モノトーン系配色でまとめた雪まつり自体を食わない程度の配色(ただし、背景付きだと綺麗な絵に様変わり)
  • 表情

という辺りの要素に惹かれたんだと思います。

雪ミク2018、ぱっと見た目が地味に見えるところもあるので、スルーした方もいらっしゃると思うんですが、久々に大ヒットの見れば見る程に引き込まれるキャラだったので、自分が思う魅力を語ってみました。



(2018.02.18)買い物後の「ありがとうございます」問題について

ネット(主にTwitter)でしばしば話題になる問題について、所感を書こうとしたらツイートでは文字数が足りなかったので日記で。


  • コンビニで店員に対し「ありがとうございます」 お客が会計後にお礼をするのは常識なのか?記事に、「常識じゃないけど自分は言う」「客も店員も対等だから」など言う意見多数 - Togetter


よく話題になってます。飲食店で食事した後の「ごちそうさまでした」も一緒に。

これって、言う人は自然な事として特に気にせずに言ってて、特に他の人にどうこうって気は無いのに、言わない人は言わない理由を言って自分の正しさを立証しようとして、挙句の果てには「言う必要は無いのが正しいのであって、言うのは間違っている」っていうふうに噛み付いちゃうから揉めてるんですよね。

私が思うに、こういうのは性格とか、立ち振る舞い、人柄、躾とかって言われる部類の事で、他人に対してどうこう言ったり強請したりする問題じゃないんです。そして、今まで言わなかった人でも、こういう場をきっかけにして意見を聞いたり、他人の行動を見たりして、それが良いなと思ったら勝手に自分でもするものだと思っています。

それに、言わないのも、恥ずかしい、咄嗟に言葉が出ない、お客さんとしての立場が云々かんぬん、etc……。色んな理由があるだろうし、特に深い意味はなく、何となく言わないとか、それぞれに正しいとか間違っているとかいう類のものではないです。

自分は家の食事、外食に限らず、作って頂いた料理に対しては手を合わせて「いただきます」と言い、食後は「ごちそうさま」。買い物をした時は、売ってくれたお店と店員さんに対して(と言う意味もあるけど、ほぼ無意識に)「ありがとうございます」って言います。

なんかね、その一言があるだけで、お互いに気持ち良いと思うから。

TwitterやSNSを始めとしたネットは、言わなくて良い事にわざわざ噛み付いてケンカをする人が多いので、自分への自戒も込めて言葉にしました。言わなければ伝わらない事は多いし、明文化する事はとても大切です。

だけど、凪いだ状態の水辺にわざわざ石を投げ込んで水面を荒立てる必要なんて無いんですよね。




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