Marumaru's TinyPlaza

(2013.06.01)(book)マンガ 量子力学―この世を支配する奇妙な法則

『マンガ 量子力学―この世を支配する奇妙な法則』/石川 真之介


世の中に量子力学をマンガで解説した本は数多くあるんでしょうが、その中でもこの本はすごいんです!何がすごいって、カリフォルニア大学研究員と言う立派な肩書きを持つ筆者"が"マンガを描いてます。

しかもマンガの内容が魔法少女モノ!内容も、魔法のステッキを持っていたり、使い魔が居たり、ライバルに黒い系衣装のちょっと無口な魔法少女が居たり、挙句の果てには魔法バトルを始めたりと、色んなツボをがっつりと押さえています。それもそのはず、後書きを読むと、参考作品に「魔法少女プリティーサミー」とか書いてあるし……だめだ、この人ガチだ。

絵も、正直すごく上手いと言う訳ではないんですが、逆に上手過ぎないところに独特の魅力があるんです。何より、愛を感じる絵です。作者が本当に好きで描いているっていうのがすごく伝わってくる絵。

中身は、章ごとにマンガと文字による解説が入っています。マンガ部分でイメージを伝えて、その後に文章による解説が並びます。が、正直な話、解説書としては書かれている事が触りの部分過ぎて、「それはなんとなく分かったんだけど、だから何?」って状態になってしまいました。

ただ、物語やゲーム等でよく使用される範囲の量子力学的な部分、「シュレーディンガーの猫」「観測する事で存在を確定される」「可能性が並列に存在」辺りについては解説がちゃんとされているので、オタク的な嗜みの為の解説書と言う意味では正しいのかもしれません。




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