Marumaru's TinyPlaza

(poem)043_そして今日も

「そして今日も」

目覚まし時計のベルの音より
ほんの少しだけ早く目が開いた

いつもの私じゃ信じられないっ
不思議に思って首をかしげていたら

枕元に置いた携帯に
1通のメールが届いていたの

ディスプレイに書いてあった
本当に素っ気無い文章

意味なんて大して無いけれど
だけどそれを打ってる姿が微笑ましくて
苦笑いを浮かべながらしばらく眺めてた

いくら眺めても文字は変らないけど
頭に浮かぶあなたの姿は
どんどん変っていって

ほんの少しの早起きは
今の小さな幸せを感じるために
神様がくれたささやかな贈り物……

そんな事を考えていた時
けたまましく鳴ったベルと共に
また今日が始まった