Marumaru's TinyPlaza
(2010.07.22)(movie)借りぐらしのアリエッティ
『借りぐらしのアリエッティ』
原作の小説は未読です。
BGMが良かった。キャラクターの動きは本当に良かった、流石ジブリ。
でも、ストーリーとテーマは無いと思った。
減点方式ならそれなりに高い点。加点方式ならかなり低い点。だって話そうにも始まっていないんだもの。
予告編で本編以上のストーリーを語ってる気がする。この話って得をしてるなと思ったのが、映画を見に来る時点で「アリエッティと言う小人の女の子が人間の男の子と出会って何かをする話」ぐらいの事前知識を持ってきてるから、その部分に対する説明が特に無くても、そういうものか、と納得してしまう。
魔女の宅急便の序盤20分を2時間近くかけて描いた映画ってイメージ。動きは本当に良かったです。
以下、ネタバレです。
- ハルの反応が一番リアルだった。普通に考えて借り暮らしは泥棒だよね。家の中を秘密基地化してるし。私も小人なんて見つけたら多分ビンに入れて捕まえる(笑)
- 音楽は綺麗だと書いたけど、盛り上がるシーンでヴォーカル曲を大音量で流す演出、この映画に限って言うと逆に安っぽく感じた。
- 結局、目的が"種族の存続"だから話が広がらないよね。人間と争う訳にもいかないし。てか、種族の存続を考えるならスピラーとすぐにでも結婚しないと……。
- 小人がいました。人間に見つかったので新しい場所を探しに旅立ちました。俺達の借り暮らしはまだ始まったばかりだっ!!……うーん。
- テーマは翔との関係なんだろうけど、劇中でそれがちゃんと語られているとは思わない。
- ラストのせんたくばさみを外したアリエッティは可愛かった。