Marumaru's TinyPlaza
(2017.09.08)奥華子のコンサートに行ってきた
奥華子コンサートツアー2017 弾き語り~遥か遠くに見えていた今日~に行ってきました。決戦は金曜日!
ちょっと寄り道
コンサートは倉敷の倉敷市芸文館で行われるんですが、現地入りの前に倉敷の模型店にちょっと寄り道をしてガンプラを見てきました。
……いや、ガンダムビルドファイターズを見終わって、ガンプラへの熱い想いを感じたばかりですし、6月に知人が岡山を訪れた時に模型の事を色々聞いていて、自分の中で熱が高まってきていたんですよ。
そんな訳で、選んだのは前から目を付けていたクェス専用ヤクトドーガ。うん、好きなんです、これ。結構な箱の大きさに驚いていますが、今ってこんなに大きなガンプラが2,000円で買えちゃうんですねぇ。バンダイ驚異の量産化コストカット。組み立てるのが楽しみです。
倉敷市芸文館
会場より少し早く現地入りして、物販の確認。物販前とは言え人居ないなー。前回の倉敷公演の時も、同じく芸文館だったんですが、1階席の前半分も埋まってませんでしたからね。少人数で落ち着いて聴けるのは嬉しいんですが、次回も倉敷に来て欲しいので、会場は埋まって欲しいジレンマ。
当たり前のように当日券が売ってました。
ちなみに私は2週間程前にチケットを購入したにも関わらず、前から6列目……。いや、嬉しいんだけどさ。
美観地区
公演開始まで少し時間があるので、美観地区で少し時間潰し。芸文館の何が良いかって、通りを挟んだらすぐ美観地区なので、コンサート前の時間調整に事欠かないんですよ。多分、他の早く来た人も、会場前じゃなくて美観地区辺りをそぞろ歩いていたんでしょう、きっと。
せっかくなので、お気に入りのパーラーに行こうと小路に。この隠れ家感がちょっと好き。
- パーラー果物小町 コンセプト|くらしき宵待ちガーデン
ここ、お店の雰囲気も良いし、パーラーだけあって果物が本当に美味しい。
レアチーズケーキを頼みました。岡山の果物どっさり。白桃とかって進物でよく使うけれど、自分で食べる事ってあまり無いんですよね。相変わらず美味しかったです。
ちなみにこのお店、店員さんの制服も可愛いんです。きものの上からエプロン。エプロンが厚手だとボリューム感があって、フリルのシルエットも綺麗に出るので良いですね。
このお店、裏庭の竹林も素敵です。涼しい風が流れ込んで気持ち良いったらありゃしない。
コンサート
入場時にチラシの束と一緒に、ペーパーが。こういう歌手との距離感が縮まる仕掛け、大好きです。
コンサートなんですが、改めて考えてみると、好きな歌手が居て、その人の歌・演奏を聴く為だけの時間と場所と環境が用意されていて、その中で自分達の為に奏でてくれる演奏を聴くんだから、本当に最高ですよ。
奥華子さんはスタンド付きキーボードとピアノをステージに設置して、キーボードとピアノで代わる代わる弾き語りをするっていうスタイルが多いみたいです。
バンドの色んな音色が重なる感じも好きですが、ピアノの弾き語りと言うのはボーカル、低音、主旋律と一人で全て完結している一つの完成形なんじゃないかと思います。だから、奥華子さんが作る世界を余すところなく堪能出来るというか。
CDだと歌声が前面に出ていてピアノ伴奏は整った音が後ろで流れている感じですが、コンサートだと力強いピアノ伴奏と伸びやかな声が調整された大音量で聴けて本当に最高です。体中でリズムを取る激しい演奏と息遣いを近くで感じられて本当に魅力的でした。
近くと言えば、今回は通路の隣の席だったんですが(下図の6-37)、途中1曲だけあった弾き語りじゃないカラオケ曲の時に奥華子さんがステージを降りて観客席を回ってくれて、50センチぐらいの距離で奥華子さんを見る事が出来て感動でした。席の運もありますが、田舎の小さい会場ならではだなぁ、と。
途中で前回もあった観客参加曲がありました(TAKOYAKI)。前回は観客から聞いた言葉を繋げてそれにメロディを乗せる即興曲でしたが、今回は観客から聞いた、岡山のオススメ食べ物を替え歌にして歌うというもの。前回も思いましたが何がすごいって、観客から出た単語を一つ残さず100%歌の中で使いきること。
この辺りのパフォーマンスと即興性が路上ライブ経験のある人だなーって思います。歌の前後で曲名を言ってくれて、タイミングがある度にとても深いお辞儀をするのがとても印象的な人です。
今回はMCも含めて、今までを振り返ってみたいな内容が多かったんですが、今までずっと失恋ソングばかり作ってる。気づいたら失恋ソングになるから、意識的にアップテンポやメッセージ性の高い曲を作ってるって発言が印象的でした。うん、きっと奥華子さんを聴きに来る人は失恋ソング好きな人が少なくないと思う。
実際、後半の失恋ソングばかり集めた曲ブロックの時は、ステージのスポットライト以外全て落とされた暗い会場の 中がすすり泣きで満たされるという状況に。だけど、大枠で失恋ソングって言っても同じテーマの歌は二つと無くて、悲しい歌を感情を込めて力強く弾き語る奥華子さんの姿が一番魅力的に感じました。
そして、最後に会場を出る時にハイタッチ。このハイタッチって都市部の大きな会場でもやってるんだろうか。
余談ですが、コンサート終了後の場内アナウンスも奥華子さん本人がされていました。なんていうサービス精神。ハイタッチの事や物販の販促もしっかりされていました(笑)
本当に最高のコンサートでした。また岡山に来てくれたら是非聴きに行きたい。トゥデイ!
今回のセットリスト。MCが多いので3時間近い公演時間でした。
(2017.09.14)(movie)きみの声をとどけたい
『きみの声をとどけたい』
比較的マイナー映画を上映している映画館で平日昼間だったとは言え、劇場に自分一人っていうのは初めての体験でした。ゆったりとした2階席のど真ん中でゆっくりと観れた非常に贅沢な経験でした。
想いを込めた言葉には魂が宿る、それは「コトダマ」なんだ。と言うテーマのお話。主人公の女子高生がふとした事から見つけた閉店した喫茶店、そこで見つけたミニFMの放送局を中心に繰り広げられる、ちょっと不思議なひと夏の青春物語。
海沿いの小さな街、路面電車、地元の商店街、FMラジオに、レコード、カセット。個人的にはそれほど珍しくもなく、それなりに見慣れていたものが、女子高生達が主役の映画だと非日常感を演出する小道具として使われているのが少し切ない。
恋愛要素は全くなく、色んなタイプの女子高生達が集まっていって同じ目的の為に頑張る姿を追体験するような物語は、ラブライブを思い出しました。
それにしても、最初サイトで見たときはキャラクターデザインが少しのっぺりしているように感じたんですが、実際に劇場で見ると、表情がすごく動いて非常に魅力的でした(特に主人公)。
90分ぐらいの作品なのにボーカル曲が主題歌を含めて4曲ぐらいあるので、非常に聴き応えありました。物語のシーンとばっちり合わせた曲だから盛り上がるし。君の名は。と言い、ソードアートオンラインの劇場版と言い、最近の映画って劇中歌多いですね。
難しい事を考えずに、限られた時間の中で精一杯輝く少女達の姿を眺めるアニメだと思いました。限られた時間って言うとラブライブみたいですね。
あと、野沢雅子さんがおばあさん役として少し出演していて、物語のキーを語っておられました。
なんか、売れそうな要素を集めてる気がしますが、非常に楽しめました。乙葉ちゃんが良かった。
(2017.09.15)久しぶりにガンプラを作った
久々にガンプラを作りました。すごく楽しかった!
子供の頃はBB戦士を作っていた記憶はありますが、リアル等身のガンプラを最後に作ったのは高校時代のトールギス2が最後だったような気がします。
周りに模型好きな人が多くて、ニッパーや墨入れペンを貰ったり、ガンダムビルドファイターズを一気に観たりして自分の中でガンプラ熱が高まってきていたんですよ。
作ったのは、大好きな作品の一つである逆襲のシャアから、ヤクト・ドーガ(クェス専用機)。ガトリング、ファンネル、丸い盾っていう浪漫要素が詰まりまくりです。
このファンネル射出姿をパッケージで見て一目惚れしました。透明ビニールを使ってファンネル射出を再現出来るなんて。
しかし、最近のガンプラって出来が良いんですねぇ。作ってて驚きました。下地の色が5色ぐらいあるからそのまま組んだだけですごく映える。それに、ポーズ用台座を付ける穴も最初からあいてるし、何より稼動域がすごく広い。モノアイまで動くのには驚きました。動かしていて、昔に聖闘士星矢のクロス人形で遊んでいたのを思い出しました。
後姿で語るヤクトさん。んで、バリがすごく残ってます。これを消そうとすると、ニッパーを上手に使ったりヤスったり、険しい道が待ってそうですが……次はもうちょっと綺麗にしたいです。
全体的に写真がピンボケして変な感じになってます。撮影も含めて、色々と沼が深そう。
余談ですが、クェスとギュネイが色違いのヤクト・ドーガに乗って並んで出撃しているシーン、とても好きです。ギュネイのクェスに対する、兄のような年上の先輩のような頼もしさを見せたい気持ち、ロリコンでマザコンのシャアより自分の方が魅力的だろうっていう少し歪んだ恋心、後からのぽっと出なのにニュータイプ研究所出身で金がかかってる自分よりもMS操作に関する才能を見せた事に対する嫉妬、そんな色んな気持ちが渦巻いていて、クェスの方もギュネイをとても信頼しているんですよね。
これが、クェスがαアジールに乗るようになる頃には、クェスはシャアを崇拝していて、ギュネイに対してはわからずやの子供みたいに思ってるんですが、全体的に心を閉ざしてるんですよね。その心の距離がαアジールとギュネイのヤクトの対比に現れている気がしてなりません。そのままのギュネイに対して、クェスはαアジールという大きな鎧で心を閉ざしたように感じました。
だから、このヤクトドーガが活躍するシーンと言うのは、クェスがギュネイという相方と心を通わせながら一番輝いていた時だと思います。
あ、私の中で逆襲のシャアは、クェスっていう少女の成長と悲劇を描いた話(としても見ている)ので。
次はベアッガイさんかクインマンサかバウンドドック辺りを組みたいなぁ。
(2017.09.18)(book)民間科学捜査員・桐野真衣シリーズ
『殺人初心者 民間科学捜査員・桐野真衣』
『冤罪初心者 民間科学捜査員・桐野真衣』まで/秦建日子
読みやすくてギュッと中身の詰まった小説。最後のオチに向かう展開もとても綺麗。
冒頭でクライマックスのシーンの描写があるんだけど、それがとても突拍子も無い、だけどとても盛り上がるシーンで、普段の日常からどうういう経緯でそのシーンに繋がっていくのかを期待しながら読めました。
有名なドラマの脚本を手がけられた人らしいんですが、なるほど確かにTVドラマ向きの作風だと思いました。会話中心で進むからテンポが良いんですよね。この作品も近々ドラマ化するんじゃないかな。
2巻の終わりがちょっと気になる引きで終わったので、次の展開が楽しみです。
長さに関わらず、最初から気づいたら最後まで一気に読めて、気持ちの良い読後感を味わえると幸せです。