Marumaru's TinyPlaza

(2010.05.21)(game)無限のフロンティアEXCEED

スパロボのオリジナルキャラ+αが集うお祭り的なRPG。

ドット絵のキャラが入り乱れて戦う、フルボイスかつアニメーションカットインが大量に入るスピーディーな戦闘が面白いです。SFC世代のRPGを派手に正当進化された感じです。

胸がたゆんたゆんのキャラクターが乱舞するアニメーションカットインは一見の価値ありです。

戦闘は実際に戦いに参加する前衛4人+サポートをする後衛キャラ+支援攻撃のみを行える支援キャラの構成。前衛キャラが最大5回行動で予め設定した技を出し、その合間に後衛の攻撃や支援攻撃が入って、1キャラ終わると次のキャラへ……テンポが早くでキャラクターが切り替わる度にカットインが入るのでかなり賑やかな戦闘です。

ゲームとしては戦闘シーンが楽しめるかどうかが全てな気がします。PSのヴァルキリープロファイルの戦闘が好きだった人にはかなり楽しめるのでは無いでしょうか。

とりあえず、戦闘シーンについてはこのプロモーション動画を見て貰った方が100の言葉を並べるより説得力あると思います。私はこの動画でゲームの購入を決めました。

ここからは戦闘シーンについての短所。

総じて後半が良くも悪くもパワーゲームに感じました。

戦闘シーンが後半になるほど、本気で頑張れば頑張るほど1ターンが長くなるので、後半は1回の戦闘が30分を超えることもザラ。キャラクターが増えたり技が増えたりしている間は組み合わせとかを考えていて楽しいんですが、後半になると仲間も技も固定になってくるので、必然的に自分がベストだと思う長いコンボを繰り返す羽目に。流石にちょっとしんどい。これはキャラや技を固定していない人には関係無いかも。

行動前衛キャラが切り替わる度に精神コマンド(魔法みたいなもの)やアイテムを使えるフェイズが発生(つまり前衛が4人なので1ターンで4回)するのに加えて、攻撃に参加しない後衛分の精神コマンドが使えたり、各種アイテムが潤沢にあるので、"一撃で全滅しなかったら全快に回復して次の行動へ"みたいな感じになりがち。

敵のHPと味方の物量の消耗戦。これはこれで楽しいんですが、全滅する理由が"運が悪かった"になるパターンが多い気がしました。

ストーリーは関連作をプレイしている方が楽しめるっぽいネタはありましたが、基本今作だけでも大丈夫……というかそんなに深いストーリーではないです。

そうそう、操作はDSにしては珍しくタッチペンを全く使わないので、携帯してプレイしやすくなってます。これは個人的には良かった。DSだからって全部タッチペンに対応する必要なんかないです。2画面分の情報をもつインターフェイスが普通のRPGという選択肢は大いにあり。

何だかんだ書きましたけど、喋りまくり動きまくりの賑やかな戦闘は楽しいので、さくっとプレイするのは良いゲームです。






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