Marumaru's TinyPlaza

(2022.09.25)(book)あおとさくら

『あおとさくら』/伊尾微


甘酸っぱい青春ボーイミーツガールの物語でしか摂取出来ない養分がある!

図書館で新刊コーナーを眺めている時に見つけたので借りてきました。

笑えない主人公がいつものように図書館で読書に耽っていると前の前に女の子が~。自分の事を笑わせてくれると豪語する女の子と過ごしてる内になんだかんだで気になっていた。だけど女の子には秘密があって~。って話なんですが、これ系の物語のストーリーなんてあって無いようなもの。カフェラテのようなほろ苦い青春を描くために加えるフレーバーのようなもの。

著者のデビュー作と言う事で構成的には少し疑問もあったんですが、その分、青春の甘酸っぱさだけを体当たりで描いてる感じがあって、このジャンルの物語的には寧ろ良いのではないかと。何かの受賞作のようですが、その辺りも受賞理由なのかもしれません。

これ系の物語をあれこれを語るのは無粋なのでやりませんが、学生時代はもう懐かしいというより遥か遠くの歴史の彼方にあったもの、みたいなイメージになってしまっています。だからこそ、たまにフィクションを通じて輝く青春から零れる甘露を摂取する事は心にとても良い事のような気がします。

2022.09.26追記 改めて思い返した時、「愛と奇跡と感動の物語、ここに完!」みたいな話ではなく、彼らの輝く青春はこれからも続いていく、これはその中の1エピソードを切り取った物語。みたいな感じで未来への輝かしい連続性を覚える読後感が良かったのかな、と。



(2022.09.25)(book)るるぶ ゆるキャン△キャンプBOOK

『るるぶ ゆるキャン△キャンプBOOK』


あの「るるぶ」のゆるキャン△特集号です。

ゆるキャン△のキャラや使用ギアが「るるぶ」の形式で紹介されていて新鮮です。

改めて見ると、作者のあfろ先生がキャンプフリークと言う事もあり、いわゆる定番ギアを作中でキャラに使わせているんだなぁ、と。なので、定番ギアを中心として紹介で純粋なキャンプ本としても非常に読んでいて楽しいものでした。

が、キャンプのギア、それも定番になるようなものって品質が良く実用性が高いから定番足り得るのであって、ぶっちゃけ高いんですよね。そりゃSnow PeakやHelinox、NANGAのギアが良いのは分かってるけど、高くて買えないんだって!と。

ゆるキャン△のアニメ声優さんや、あfろ先生のロングインタビューもあるので、その辺りも楽しめました。




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