Marumaru's TinyPlaza

(2018.04.20)(movie)イヴの時間

『イヴの時間 Are you enjoying the time of EVE ?』


プライムビデオで観られる面白い映画の紹介で見かけたので観ました。2008年から逐次公開作品の編集みたいですが、そういえば10年ぐらい前に名前だけは聞いたような気がします。

ロボットが実用かされて久しく、人間型ロボット(アンドロイド)が実用化されて間もない未来が舞台の、人間とアンドロイドの関係を描いた話です。よく見かけるテーマではあるんですが、話をそこだけに絞っているので分かりやすく面白い内容でした。

アンドロイドなんて遥か遠くの未来と思っていましたが、音声認識がほぼ完成してスマートスピーカーが実用化され、AIの発展も目まぐるしく、Pepperなんかが発売されている状況を見ると、外見以外はそう遠くない未来に実用化されるのかな?という未来予想が出来る時代になってきました。実際、作中では初期型のアンドロイドとしてPepperみたいな外見は分かりやすいロボットというアンドロイドも登場していましたし。

ただ、2008年の段階ではスマフォの爆発的な普及は予見出来なかったのか、携帯デバイスとしてガラケーの画面を大きくして解像度を上げたような端末が近未来の携帯デバイスとして描かれていました。それ以外のIT機器の描かれ方はそんなに違和感無かったので、そこは残念……と言うか初代iPhoneが出たのが2007年で、当時使ってたのなんて相当なギークだけですもんね。そりゃ無理だ。2009年公開のサマーウォーズでギーク扱いの侘助がギリギリでiPhone(らしき)端末を使っていたぐらいですし。

内容ですが、ロボット工学三原則に則った行動をしていても、「嘘をついてはいけない」事にはならない。と言う切り口で人間とアンドロイドの関係を描いていたのが面白かった。確かに言われてみればそうですね。人間相手であっても、アンドロイド相手であっても、相手が何を考えているのか分からないのなら、会話を重ねてお互いを理解し、距離を詰めていくしかない。アンドロイドにも記録の積み重ねがあって、そこから学習機能を使えば、感情と言われるものに近いものは作れるんじゃないだろうか、と思わせてくれる内容でした。




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