Marumaru's TinyPlaza

(poem)055_ポプラ

「ポプラ」

夏の終わりの帰り道
風に吹かれて逸らした視線の先に
ツンと伸びたポプラの樹

どこまでも続く先を追うように
見上げたその先には
一面に広がる空があった

青い紙に白いペンで描かれた
どこかの世界の地図
大きな大きな空の地図

でもポプラの示すその先は
秋の世界に続いている
そんな予感がした