Marumaru's TinyPlaza

(poem)083_If I were a bird

「If I were a bird」

後ろに見える歩いてきた道は
端から端までセピア色の額の中

目の前に広がっているはずの未来は
心の中に広がる想像の空絵事

白地図を塗りつぶす事と
白い紙に地図を描く事

一緒じゃない気もするけど
どう違うのかな?

今塗り潰しているはずの白地図
その縁取りは自分にしか見えないのだから

もしも
鳥瞰出来る目があるのなら
未来や過去を見たい訳じゃなくて

私以外の目から見た
私が存在する世界が見たい

でも
きっと世界のどこかに居る私を
私は見つけられないんだろうな

見渡せる場所まで飛び上がると
私どころが誰の姿も見えない

人が分かる場所まで降りたなら
世界の中の私なんて決して見つからない

自分の小ささと世界の大きさ
どちらを感じながら
私は私を探すのかな?