Marumaru's TinyPlaza

2016年を振り返って(書籍編)

小説、漫画問わず、ある程度面白かった本は覚書を兼ねてBlogに書くようにしているので、それを見ながら今年読んだ書籍を振り返ってみたいと思います。

ちなみに、このBlogで使用しているwifkyを使えば、本文中に以下のように書くだけで今年の書籍記事へのリンクを作成出来るで便利です。(最初からそういう風にタイトルを付ける必要はありますが)

((ls (2016.??.??)(book)* ))



小説では、「下町ロケット」シリーズが面白かったです。島耕作を読んでいるようなサラリーマンのファンタジー。池井戸さんはサラリーマンが元気になる物語が本当に上手い。それと、「カエルの楽園」は政治色が非常に強いので言葉を選びますが、中学生とかにこそ読んで欲しい作品でした。政治云々ではなく、何が正しいのかという事を想像力を働かせて考えるいい機会になる本なのではないかな、と。

それと、有川さんの本は爽やかで読みやすい良作が多いです。登場人物が少なく、ライトノベルよりの世界観と心情描写が多いので、各種映像化に向いていると思います。植物図鑑は映画になったみたいですし。

ソードアートオンラインは、一番好きなシリーズのアリシゼーション編が一段落しました。「想いがシステムを越える」という設定は、言ってみれば何でもアリって事ですが、正しく使うと非常に魅力的です。アリシゼーション編は、強さのインフレをリセットすべく、キリトの戦力を削いで、ネットゲーム色を控えた懐かしのファンタジーもののような展開でしたが、その溜めがあったからこそ、最後の爆発力が映えていました。あそこまでしてくれたら文句ないよ、実際読んでいて気持ち良かったし。

「ドッグファイト」は娯楽小説として本当に面白かったです。移動や待ち時間で何か本を読みたい時には、是非思い出して欲しい一冊です。


次にコミックですが、ここに書いていない定期購読コミック、「アルテ」、「乙嫁語り」が安定の面白さでした。道を切り拓いていく女性の姿は素敵です。それと、映画を観てすぐに原作を読みたくなった「この世界の片隅に」は良かったです。映画も原作漫画もどちらも面白い作品は久々です。余談ですが、この作品は映画を観た後、夜中にどうしても読みたくなって、初めてKindleで買っちゃいました。この手軽さは麻薬的な中毒性がありそうで恐い……。

それと、「恋のツキ」。浮気ものなので人を選ぶとは思いますが、真面目な人が悩みながら泥沼に嵌って行くストーリーが好きな人には堪らないです。自分で書いていて嫌な説明ですが。

後は……「東京タラレバ娘」を集めていたんですが、6巻を買った直後にまとめて売ってしまいました。読んでいて身につまされる話で面白かったんですが、単行本で集めなくても良いかな、と。今後は漫画喫茶に行った時に追いかけて読むことにします。面白いんですけどね。